2008年11月23日

燃える秋


大阪の紅葉どころ「箕面」、山が燃えてます。

阪急「箕面」から大滝に向けて登ること1キロ。瀧安寺(りゅうあんじ)近辺はちょうど紅葉が見ごろでした。


西暦650年、役行者(えんのぎょうじゃ)が箕面寺を建立したのが「瀧安寺」の始まりと言われています。


山岳信仰の修験道・根本道場として全国から修験者が集まるので「庫裏」も大規模です。


瀧安寺は本堂より「庫裏」のほうが目立つのも特徴かも知れません。泊まりたくなりました。


毎年4.7.11月にはここで「大護摩法要」が行われます。

自分でも研鑚を重ねたけど「後一歩は神頼み」と言う願いを書いた護摩木を行者がここで燃やしてくれます。

「瀧安寺」の本尊は「弁財天」。江ノ島・琵琶湖竹生島・宮島とともに日本四弁財天のひとつとして有名、日本最古の弁財天らしい。

大滝から流れてくる川に紅葉が映えます。

紅葉見ごろの3連休、心斎橋筋のような人並みが大滝に向かって3キロの道を登っていきます。


箕面名物「紅葉の天ぷら」。美味しいのかな?あちこちの店で売り子の声が響きます。


箕面公園の入り口には「聖天宮 西江寺(さいこうじ)」もあります。


西江寺の紅葉はそろそろ枯れ始め、それでも何とか綺麗に撮れました。


西江寺には山茶花(さざんか)の垣根もあって、この季節、珍しくもないけど白やピンクの花が綺麗でした。
山茶花究と言う俳優さんもいたけど、大川栄作の「さざんかの宿」と言う演歌や、童謡「たき火」にも♪さざんか さざんか咲いた道♪と言うのがありました。取りとめもないけど。


箕面公園の川沿いには料理旅館が結構あります。入り口には「スパガーデン箕面観光ホテル」の異様BIG建物。途中には紅葉の中に「音羽山荘」がディナー8,000円~15,000円と言う高級イメージで由緒ありそうな、何故か人力車もありました。


神戸の人には「六甲山」「有馬」。京都はそれこそ「どこもかしこも」。大阪の人には「箕面」。関西人には近場の名所がたくさん有り、それぞれが燃える秋の風情を誇っています。この時期、人を見るのか紅葉を見るのか・・・日本の秋はこれから冬枯れに向かって最後の行楽狂想曲に湧いています。





  


Posted by 李欧 at 01:13Comments(0)四季の花

2008年11月20日

まいった、見事な作品。

Angels  in  America

「トニー賞」「エミー賞」ピューリッツァ賞」「ゴールデングローブ賞」を総なめにした傑作TVドラマを偶然見ました。

TV初出演のアル・パチーノ。アカデミー女優のメリル・ストリープと英国のエマ・トンプソンと言う一流の俳優を集め、監督は「卒業」のマイク・ニコルズ。舞台ではトニー賞を受賞、戯曲ではピューリッツァー賞を受賞。


「エンジェルズ・イン・アメリカ」は、2007年1月、全6話がHBOからTV放映になりました。


1980年代のNYが舞台で「共和党」「タカ派レーガン政権」「赤狩り」「エイズ」「同性愛」「黒人・ユダヤ差別」などを盛り込みながら、新たなミレニアムの「世界は変わる!」を希望として描いた原作・トニー・クシュナーのTV版。台詞と映像の構成・演出が見事!です。


物語は、一組の同性愛カップルと一組の夫婦を軸に交錯しながら展開します。
実際在った「ローゼンバーグ スパイ事件」。無実と思われる死刑囚の亡霊エセル・ローゼンバーグと主人公の母の役でメリル・ストリープ。
赤狩りと反ユダヤ主義で死刑になったエセルが検事ロイ・コーン(アル・パチーノ)の枕元に現れ、最後まで「冷ややかな呪い」をかけます。


エセルを死刑に追いやった検事の役で自らもエイズで死ぬ諸悪の根源役でアル・パチーノ。
ダーティーな実力者を、ここまで演じるか、と言うほど熱演してます。


主治医と天使の役でエマ・トンプソン。


この作品の特徴は3人の名優がちょい役であれ1人何役でも登場してるところにもあります。
浮浪者の役のエマ・トンプソン。


4人の若手の主人公役には舞台で活躍している無名(日本では)の俳優が実に生き生きと役柄を演じています。
特に黒人看護師役のジェフリー・ライトは「はまり役」。


「現実と幻想」「天使と死者」「過去と現在」「希望と絶望」。アメリカが抱える問題を背景に、ゲイの幻想と言う過激なユーモアを皮肉たっぷりに描いて見ごたえのある作品にして、しかもそれが高く評価されてるところが、やっぱりアメリカです。


根本にはキリスト教と言う素地があるとは言え、痛烈な保守的な思考の批判、空白の時代に不安を抱える現代人のとまどい、愛の普遍性など、皮肉たっぷりに「大人の真面目な」世界が描かれています。


「エンジェルズ・イン・アメリカ」 全3枚DVD ツタヤにあります。

日本でも舞台化されたそうですが、どのような演出だったのでしょう。
時には難解とも取れる台詞があるので、どのように処理されたか興味があります。


TV放映されてから2年、今年「民主党」のオバマ大統領が誕生しました。この時期だからこそ30年近く前の時代を描いた「エンジェルズ・イン・アメリカ」は見る者にあれこれ感慨を突きつけます。

*エセル・ローゼンバーグ事件 http://www.weblio.jp/content/%E3%83%AD%E3%83%BC%E3%82%BC%E3%83%B3%E3%83%90%E3%83%BC%E3%82%B0%E4%BA%8B%E4%BB%B6




  


Posted by 李欧 at 22:09Comments(0)日々の雑感

2008年11月15日

細雪と倚松庵


応接間(書斎)

谷崎潤一郎はこの家を、「松の木に寄りかかる住まい」という意味を込め、「倚松庵」(いしょうあん)と名付けました。


関東大震災の後、谷崎は関西に居を移し、昭和11年~18年まで、関西移住の中では最も長くここに住みました。


谷崎は三度結婚してますが、三度目に理想の女性・松子夫人と出会います。そして、彼女の妹・重子・信子たちとのここでの暮らしぶりがほぼ忠実に「細雪」に表現されていると言われています。

撮影 増田実

細雪の舞台は「芦屋」ですが、実際は住吉川沿いの「倚松庵」での出来事が再現されていると言う。

応接間から食堂を見る。

「細雪」はこれまで三度映画化されています。
船場の旧家・蒔岡家の四姉妹には誰を起用するかが話題になったと思われます。

1950年 長女・花井蘭子 次女・轟夕起子  三女・山根寿子   四女・高峰秀子
1959年 長女・轟夕起子 次女・京マチ子   三女・山本富士子  四女・叶 順子
1983年 長女・岸 恵子  次女・佐久間良子 三女・吉永小百合 四女・古手川祐子
豪華絢爛たる女優陣です。

家じゅうで一番涼しい部屋「掃き出し窓のある六畳間」
夏の午後、姉妹はここでごろごろしてたと書かれています。


昔のお風呂は裏に焚口が有り、誰かが薪の世話をしないといけないものでした。

そして、風呂上りの潤一郎。こんな姿を女性ばかりの家の中で曝していてはいけません。


谷崎潤一郎は最初の妻・千代を佐藤春夫に公認の形で譲ったので当時は「細君譲渡事件」として騒がれたらしいけれど、何のことはない三人が同意の下で離婚・再婚しただけの話。今は昔の男女関係です。

食堂から庭を見る。


庭では丁度「八朔(はっさく)」の黄色い実がたわわ。

玄関横には赤い「柘榴(ざくろ)」の実も数個色づいてました。


「倚松庵」木造瓦葺二階建 昭和4年8月建築 平成2年7月 旧「倚松庵」から150m北へ移築
土・日のAM10:00~PM4:00 のみ公開 入館無料  阪神・魚崎駅から住吉川沿い北へ450m


住吉川の両サイドは大きな松が多い。5階建てのマンションより背が高い松も珍しくない。


道路の真ん中に生えている、と言うより後から道路を作ったのでしょうね。


こんな松並木を見ながら下流の「酒蔵の魚崎郷」や上流の「白鶴美術館」などをめぐる「清流の道」ハイキング・コースもいいけど、谷崎潤一郎の足跡を辿るなら阪神・芦屋駅の南東にある「谷崎潤一郎記念館」 http://www.tanizakikan.com/ とセットで文学散歩をするのも、またいいかも知れません。









  


Posted by 李欧 at 17:20Comments(0)ぶらりご近所

2008年11月13日

ジャン・ギャバン

Jean Gabin 「殺人鬼に罠をかけろ」1957年フランス映画  ジャン・ギャバン50歳の作品。

フランスの人気推理作家ジョルジュ・シムノンの「メグレ警部」シリーズが映画で見られます(レンタルDVD)。

メグレ警部と言えば、パイプにソフト帽がトレードマーク。

ギャバンも映画では役になりきって・・・。

ジョルジュ・シムノンの息子マルク・シムノンに言わせると、メグレ役はもう少しスリムな俳優をイメージしていたそうですが、何故かジャン・ギャバンのはまり役になってしまいました。因みにマルク・シムノンの奥さんは日本でもファンが多いミレーヌ・ドモンジョです。

フランス人は概して背が高くない。ジャン・ギャバンもまわりの女性たちと比べてどっこいどっこい・・・。でも横幅は広く恰幅はいいのがこれまたフランス人らしい。


メグレ警部シリーズ「殺人鬼に罠をかけろ」の主役はギャバンとアニー・ジラルドですが、若き日のリノ・バンチェラも刑事役でちょいと顔を出しています。


刑事コロンボ、エルキュール・ポアロ、エド・マクベインなど刑事・探偵ものは人物設定が面白くなくてはダメ。メグレ警部も警察に帰って取り調べ中は、お腹が苦しいのか必ずベルトをゆるめています(私の癖と似ています)。そして極端に短いネクタイ、それも曲がってるところなど、ギャバンがやればそれも洒落てるかなと思わせるのがいかにもフランス映画らしいかな?


かつて一世を風靡したフランス映画。今はハリウッドに押されて忘れ去られていますが、渋い親父ジャン・ギャバンの味わい深いギャング映画を見たいと言う方も多いことでしょう。
「望郷(ペペルモコ)」「現金に手を出すな」「ヘッドライト」「地下室のメロディー」「シシリアン」「暗黒街のふたり」など代表作もたくさんあります。
マレーネ・ディートリッヒと浮名を流し、三度結婚し三度離婚、親父やるじゃないか!と言う魅力があるのだろう。
今は昔、何処かにそんな男がいるのだろうか。



  


Posted by 李欧 at 01:05Comments(0)日々の雑感

2008年11月11日

仏像パラダイス

東大寺・法華堂(三月堂)の本尊。不空羂索観音は「ふくうけんさくかんのん」。
もれなく(不空)縄(羂索)で人々を救ってくれる存在と言う意味です。


東大寺と言えば「大仏殿」が有名ですが、広い境内の東の高台を「上院」と呼び、二月堂・三月堂・四月堂などが固まっています。
広い階段を登ると先ず「三月堂」が見えてきます。


三月堂には16の仏像がところ狭しと立っていて、12体は国宝。4体は重文。
日光・月光菩薩はもちろん国宝です。

本尊のほか、「梵天」「帝釈天」私の好きな「四天王」「阿吽の2体金剛力士」「執金剛神(未公開)」が国宝。
「吉祥天」「弁財天」「地蔵菩薩」「不動明王」が重文。しかも殆どが2m以上の巨大な像です。
京都の「東寺」にもこれに匹敵する像が並んでますが、三月堂の仏像は殆どが天平時代の作、東寺より古いのが特徴。

三月堂のお隣には「お水取り」の舞台として名高い二月堂がそびえています。


関西の春は「奈良のお水取り」から。大たいまつが左の階段回廊を駆け上がります。


二月堂の軒にぶら下がる「提灯」。


高台にあるので大仏殿や奈良盆地、遠く生駒山まで一望できます。
二月堂の舞台から。


二月堂・三月堂の向かいには四角い「四月堂」もあり拝観可能です。


上院の坂を登る途中には東大寺創建当時の「梵鐘」(26トン)が有り日本三名鐘のひとつとか。
古代の梵鐘ではアジア最大、天平の大仏開眼の際に撞かれたと言うから驚き!大仏と釣り合いの取れた大きさです。


その昔、大仏殿の東西には70mの高さの七重塔が有り、塔の上には更に23.3mの九輪(相輪)が乗っていたと言う。
計100mにも及ぶ七重塔、残っていればさぞや壮観なことでしょう。
上院への登り口にある「七重塔の相輪(模造)」。


さあ夕方になってきました。あちこちから鹿の鳴声が聞こえてきます。
お腹が空いたよ~!お母さん迎えに来て~! それにしても子鹿の鳴声は何と哀しい心細い声をしてるのでしょう。


奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき  猿丸太夫

猿丸太夫の百人一首の歌を思い出しました。
でも、実はこの歌は、晩秋になればオスを呼ぶ交尾期のメスの鳴声が聞こえると言う歌だったのです。
でも上記写真の小鹿が盛んに鳴くものですから、てっきり「母を呼ぶ子の鳴声」だと思ったのでした。
おませな子鹿ですね!









  


Posted by 李欧 at 14:10Comments(0)古寺仏閣

2008年11月11日

正倉院展~花開く1300年前の夢~

平螺鈿(へいらでん)背八角鏡(はいのはっかくきょう)。直径32.8cm。

白銅製。螺鈿はヤコウガイ、赤い花弁は金泥の上に琥珀をかぶせたもの。漢~唐時代の中国製。

アップ画像。

何とも見事な鏡の背面の装飾。保存状態がいいのでまるで現代の精密工芸品にも見えます。

西暦756年、聖武天皇が56歳で亡くなった時に天皇が大切にしていた品々を東大寺の大仏に光明皇后の命で献納されたのが正倉院宝物の始まりとされています。今から1252年前に既に在った宝物なので製造されたのはもっと前のことでしょう。

1年に1度開催される正倉院展は10月25日~11月10日(奈良国立博物館・新館)。
その最終日に行って来ました。
週末は2~3時間待ちが普通だったそうですが、さすがに最終日は直ぐに入館出来ました。


白瑠璃(はくるり)碗。ガラス製の切子碗。直径12cm。

5~6世紀のササン朝ペルシア製。はるばるシルクロードを越えて日本にやって来たと言う。
(円形切子の数は全体で80にも及ぶ)下部に鏡を敷き浮かして展示してあるのでまるで黄金の万華鏡のようでした。

1946年から公開が始まり今年で60回目。今回は69件の宝物が出品。
ユーモラスなココヤシの容器、内部は漆塗り。


当時の出勤簿や休暇願いなども展示され、タイムスリップしたような国宝芸術とは別の意味でも面白い正倉院展でした。
図録表紙。


新館の隣の本館では「仏教美術の名品展」が12月まで開催されていて、これがまた見どころいっぱいの仏像や彫刻の数々。興福寺の四天王、東大寺の仮面、ガンダーラ彫刻、中国の仏像、聖徳太子像など、さすがは奈良国立博物館!と、うなりました。











  


Posted by 李欧 at 00:18Comments(0)観に行く

2008年11月06日

神になった日本人

「実在した人物を死後に神や仏として祀りあげる」のは日本特有のものだそうです。

民俗学者の小松和彦さんが案内人を務めるMHK「知るを楽しむ」が現在放映中(朝10:05)です。
人気があったのか再・再放送で上記テキストも探せば本屋にあります。

人を神として祀るのにも2つ有り、この世に恨みを残して非業の死を遂げた人の怨霊を除去するために祀る「祟り神」と、生前に傑出した業績を残した人を称えるために祀った「顕彰神」。 番組ではそれぞれの神を分かりやすく紹介しています。
史上最大の祟り神は「崇徳上皇」だった。神になることを望んだ権力者「豊臣秀吉」、など毎回興味深い。

関西在住の小松和彦氏は、タブーとされていた「鬼」「闇」「呪い」「怨霊」など日本文化史の「負」の部分を分析し、日本人や日本文化の謎に迫ってる点で面白い。朝廷や権力者のみならず庶民までもが、つい最近まではいかに怨霊や祟りを畏れていたかも良く分かります。

そう言えば我々も、山・川・木々・雷・雲など、自然界には「霊魂」が宿っていると考え、人には「人魂」(ひとだま)や「言魂」(ことだま)が宿り、死んでも「たましい」は残ると言う観念を漠然と持ってるような気がします。
小松氏は、祟りを畏れると言うことは同時に「癒しの」観念にもつながると言っています。 ストレスの多い現代人だからこそ「癒し」につながる「魔界」や「怨霊」の一端を覗いてみてはどうでしょう。  


Posted by 李欧 at 17:00Comments(0)日々の雑感

2008年11月04日

岡山 後楽園


1700年、藩主・池田綱政によって造られた「後楽園」は日本三名園(後楽園・兼六園・偕楽園)のひとつ。
岡山市内を流れる旭川の広大な中州全部を占め、幾何学文様の園路や曲水が楽しめる江戸時代の回遊式庭園です。


後楽園と言えば、広大な芝生と延養亭を望むこの景色が有名です。ここに丹頂鶴(園内で飼われています)が居れば絵葉書に。


季節ごとの花や木々を楽しみながら園内を散策できます。入園料は¥350. 65歳以上は無料。
蘇鉄畑で初めて蘇鉄の実なるものを見つけました。

田畑義夫の♪赤い蘇鉄の実も熟れ~る頃♪ 「島育ち」の歌詞を思い出しました。

園内の水辺にはいたるところに古い佇まいの庵があり、ほっとする空間を創っています。
たわわに実った柿。


夏には大輪の花をつける蓮池。


緋鯉が泳ぐ石橋のある庵。

流水に逆らって泳ぐ緋鯉。


この時期の定番「菊花展」もきっちり見られます。


旭川を挟んで向かい側にある岡山城は、1597年宇喜田秀家によって築かれ、外観が黒いことから「烏城(うじょう)」とも呼ばれます。
宇喜田⇒小早川⇒池田と時代の変遷を経ても黒い天守の姿は変わりません。昭和41年に再建。


もちろん、後楽園からも烏城は望まれますが近寄って仰ぎ見るほうが黒々金ぴかの天守に圧倒されます。


後楽園と烏城は正味・1時間余あれば充分堪能できます。




  


Posted by 李欧 at 11:50Comments(0)旅 我流

2008年11月03日

高松の小松

「瀬戸内の美味しい魚」と言う触れ込みがあったので入りました。

こりこり!「さよりのお刺身」と「かんぱちのズリ」
「ズリ」とは内臓近くの部分のお刺身のことだそうです。トロのような微妙な味で美味しかったですよ。

「小松」は高松の繁華街の生簀通りにあり、店の中央にはやっぱり生簀があります。
平日は仕事帰りのサラリーマンでいっぱいだとか。


他にも「まぐろのたたき」「烏賊の天ぷら」「野菜煮」「しめ鯖」などを食べ、生ビール2杯飲んで1人1,500円。
*1杯は無料サービス券をプリントアウトして行ったけど・・・この金額には「参った!参った」。

活魚「小松」 087-811-7228  すぐお隣には人気の「いけす道楽」と言う店もあります。

高松に行けばいつも「大森屋」と言う漬物屋さんで「西瓜(小粒が3個入った)の醤油漬」を買います・¥500.


ご存知のように高松は「さぬきうどん」の本場。自分でトッピングを選んでかけうどんにして貰います。
町のあちこちに「うどん屋」があって夜遅くまで賑わっています。


神戸ー高松は高速バスで2時間半。 新幹線のぞみなら岡山まで30分、そこから快速で55分で高松。

瀬戸大橋から「与島のヨットハーバー」や「坂出の造船所」など見ていると、直ぐに四国に着きます。


  


Posted by 李欧 at 18:33Comments(0)美味しい店

2008年11月01日

三宮 哲粋

「哲粋」はひとえに哲也店長の努力と工夫が光る美味しい店です。

垂水の昼網を中心に自ら仕入れ、調理に工夫。泉州のだんじり男の面目躍如たる精進ぶりで大概は満席。
大阪の「量で勝負」に比べていささか小振りではあるけれど「美味しい」。

時間が早かったせいかこの日は空いてました。でも7時を過ぎると満席に。


翌日の昼に会席料理が控えていたので、この日は比較的庶民的な旬を頼みました。
ハゲのうす造り。


脂の乗った新鮮サンマのお刺身。


アナゴの白焼きはまるでハモのよう。


ブリも大根も焦げ目が付くくらい焼いて。


この日は他にも「「丹波黒豆の塩焼」、「ゲソの味噌墨煮」などを日本酒とともに。
日本酒や焼酎もたくさんあります。
とにかくメニューが豊富なので選ぶのも一苦労。

「全てのメニューに答えるには仕込みと準備が大変です」とマスター談。
でも若い料理人3~4人でテキパキとオーダーに答えてくれます。
最後は自慢の「自家製手打ちそば」¥950 がお薦めです。



「哲粋」 078-391-6089 生田新道・東門街より1本東の長い筋を北へ。右手1階。



  


Posted by 李欧 at 17:58Comments(0)美味しい店
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