2010年03月21日

川岸牧場

西脇の北にある黒田庄の「川岸牧場」に行ってきました。

某出版が「神戸ビーフ」の本を出すと言うので、そのお手伝いです。

前回の中西牧場は、去勢された淡路のオスの仔牛を肥育してるのに比べて、こちらは殆どが淡路から競り落としたメス牛です。

但馬牛は小振りなのが特徴。ぶくぶく太らせて肉を多く取る、と言う他地方の牛とは違ってます。

2年目に入ると出荷棟に移され、仲の良い2頭づつがひとつのブースに入って育てられます。
隣の牛と喧嘩しないように間仕切りは全て「木製」で目隠し。牛にも傷が付きません。


驚くほど清潔な牛舎。牛たちもストレスがないのか、寝転んでます。だから満杯なのに顔が見えません。


加古川の上流の堤防に沿って2棟。風通しが良く、静かで日光も良くあたります。
牛だって生きものです。環境が良いので280頭の牛たちはゆったり寝転び啼きません。


枝肉は主に東京方面に行くようですが、芦屋の竹園でも美味しい川岸牧場の神戸ビーフが食べられるそうです。


東京の卸流通「旭屋」のHPで川岸牧場は紹介されています。
http://www.kobe-gyu.com/tanbou/kawagishi.html
  

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2010年02月28日

小倉遊亀 展

没後10年 「小倉遊亀」(おぐらゆき)展に行って来ました。初めて接する女性画家でしたが、なかなか見ごたえがある展覧会でした。

「娘」1951年

明治28年、大津に生まれて、平成12年、105歳で亡くなるまでの画業が100点以上の作品とともに紹介されています。
「オール讀物」の表紙絵(連作)などは「そう言えば見たことあるぞ」と懐かしく思い出しました。


越路吹雪を描いた「コーちゃんの休日」や「径」(こみち)、「姉妹」「浴女 その一」「首夏」など、女性や静物を描いて一級の作家だと感じました。100歳以上も生きたのに、男性を殆ど描いてないのも興味深い。


小倉遊亀展 兵庫県立美術館 4月4日まで。 阪神「岩屋」、JR「灘」下車、南に10分。
http://www.artm.pref.hyogo.jp/exhibition/t_1002/index.html

金・土は夜の8時まで開館してるので見やすいと思います。


  

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2010年02月25日

中西牧場


神戸牛の肥育農家・中西牧場に牛たちを見に行きました。
肥育とは生後9ヶ月くらいの但馬牛や淡路牛の仔牛を競り落とし、成牛になるまで2年弱大切に大切に育てる畜産農家のことです。
神戸市西区に有名な中西牧場はあります。

仔牛の時は運動も大切で、運動場には可愛い仔牛たちが居ました。


仔牛の時は団体生活なので喧嘩で傷つけあわないように「角」は切っています。


そして1年以上が経ちある程度大人になってくると「角」も立派になって来ます。


感心したのは牛舎が清潔なこと。風通しのいい牛舎は湿度がなく、下は土ではなく「おがくず」が敷き詰められています。

牛糞は堆肥となり無農薬野菜の栽培に使われています。

飼料もアメリカまで行って買い付けて来た無農薬「乾燥麦わら」、これを食事とは別に与えます。


徹底した食料や設備の管理と牛たちへの愛情。これが美味しい神戸ビーフとして有名な「中西牧場」の持ち味です。

洒落で(?)描かれた事務所裏の看板。

林に囲まれた高台にある環境の良い牛舎には約180頭の牛が肥育されています。
梅の花ももう直ぐ満開になります。


二代目牧場主・中西義徳さんに事務所でご馳走になったコーヒーカップもきっちり「牛模様」。


中西牧場の100%神戸ビーフが食べられる「西神飯店」に帰りに立ち寄りました。


玉津インターから北へ直ぐ。

三宮には姉妹店「神源」(しんげん)もあります。

一般には開放してませんが、それでも全国から見学者が来るといいます。


中西牧場
http://www.nakanishibokuzyou.com/  

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2010年02月13日

ラン展


淡路島・東浦の「夢舞台」にある「奇跡の星の植物館」で開催中の「ラン展2010」に行きました。
大型の温室植物園の中はさまざまな「蘭」が満開。


ランはこんなに種類が多いのかと驚かされました。






ドラキュラと呼ばれる黄色いラン。


おなじみ「カトレア」。これだけ集まれば見事で、いい香りがしています。






ジャングルの食虫蘭、虫を待ち受けてます。


日本の蘭は和風の部屋の中に。

中国・雲南省の蘭、ジャングルの蘭、庭園の蘭、などテーマ別に見やすく構成されています。








奇跡の星の植物館 http://www.kisekinohoshi.jp/
0799-74-1200
「ラン展」 入場料 1,200円  3月7日まで開催。

三宮と舞子から高速バス有り。「夢舞台」下車 ホテル・ウェスティン淡路からそのまま長い廊下を歩いて行けます。

なお、3月20日~5月末までは夢舞台一帯で淡路花博2010「花みどりフェア」と言う大規模な博覧会が開催されます。

今回はせっかく淡路に行ったので、植物園の近くの「グランリゾート淡路島」で美味しい魚と温泉を満喫してきました。



展望大浴場は一応「温泉」でした。

  

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2009年11月08日

奈良・興福寺

奈良・興福寺に国宝を見に行きました。


勿論、目玉は「阿修羅像」。
ただ、国立博物館では「正倉院展」も開催されているので、この日の奈良は凄い人出。あちこちで行列が出来ているほど。

阿修羅像のある「仮金堂」は入場するのに2時間30分待ち、と言うことで諦めました。

興福寺には26件の国宝と、重文44件があり、そのうち阿修羅像も含めて国宝彫刻は17件。境内の「国宝館」は¥500で「待ち時間なし」。「千手観音像」や「金剛力士像」「天灯鬼・竜灯鬼像」など堂内狭しとぎっしり並んでいます。




丁度、この日は「仮金堂」の前に建てる「中金堂」の地鎮祭行事に当たっていて、会場では盛大に式典が行われていました。

(式典後方の瓦屋根は、阿修羅像展示の仮金堂の屋根)


式典に参加する僧侶の長い行列が会場に向かいます。先頭は貫主でしょうか。




興福寺の権力を見る思いがする行列でした。

「国宝館」以外、「東金堂」でも「四天王立像」「十二神将立像」などの国宝も見られます。¥300.


興福寺と言えば「猿沢の池」から見る「五重塔」画像がおなじみですね。


池に浮かぶ止まり木には魚を狙う鳥が飛来していて良いシャッターチャンスを与えてくれました。


興福寺には「五重塔」以外にも「三重塔」があるのをご存知でしたか?

南円堂の後方にあります。


奈良公園はそろそろ紅葉の季節。

興福寺を後にして「奈良国立博物館」に向かいました。

「正倉院展」に行くと「奈良国立博物館」の平常展のチケットも同時に付いています。
奈良や京都、兵庫、和歌山などのお寺から重文が入れ替わり立ち代り集められ、広い館内を見て回るのにちょっと「足棒」になります。


奈良公園には沢山の鹿がいるけど、池に入って遊んでる鹿は珍しい。


「興福寺」公式HP
http://www.kohfukuji.com/

「奈良国立博物館」公式HP
http://www.narahaku.go.jp/

なお、人気の阿修羅像は来年の3月以降は「国宝館」で常設展示される模様です。
それまで「待つか」。


  

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2009年10月31日

第61回 正倉院展

天皇即位20年記念 第61回「正倉院展」に行って来ました。


今回の目玉は「紫檀木画槽琵琶」(したんもくがそうのびわ)。上の画像は琵琶の裏面です。表より裏のほうが装飾が綺麗です。

正倉院所蔵の5面の琵琶のうち1面が出品されていて、展示の壁面からはこの琵琶を弾いたときの「音」も流れています。
現代にも通じる立派な音色には感心!

今回は66点の宝物が出展され、刀剣類も多く見られます。
また「伎楽」の「面」も初めて見るものでした。
「東大寺大仏開眼会」のための「伎楽面」、うら若き乙女「呉女」。


「呉女」を誘惑する「崑崙」、黒人の面。


そして「崑崙」を退治する「力士」の面。


力士面の側面。鼻の形もエキゾチックです。


いつも感心するのは、1250年前の宝物にも関わらず保存状態がとても良く、デザインなども現代に通じる新鮮でセンスの良いものが多い。
「粉地彩絵箱」ヒノキ材。


「沈香 木画箱」。


正倉院展「目録図録」¥1,200


今年の「正倉院展」は 10月24日~11月12日まで。
奈良公園内の「奈良国立博物館」で開催中。11月12日だけは入館無料。
例年、凄い混雑するので、「オータムレイト」入場券がお勧め。
これは金・土・日の午後5時半から入館できて¥700、現地で販売。閉館は7時なので、あまり混雑していない会場でぎりぎりまでゆっくり観覧できます。

何故かこの日は「谷村新司」さんが関係者に案内されて観に来てました。
東大寺でコンサートでもするのでしょうか。

  

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2009年10月26日

京都・薬草の森

漢方薬の相談に薬学・漢方・生薬の権威である医学博士・山原條二先生のところに京都まで時々お邪魔しています。
先生が主宰する認定NPO法人「天然資源開発機構」 http://www.tenshikai.or.jp  は普段からいろんな活動をしています。
そのひとつとして、今回は「野外観察会と健康セミナー」に参加させて頂きました。
会場は、京都市北部の「花背」と言う自然がいっぱいの鄙びた地域です。

薬草の森に自生する「紫式部」の花。

京都市街から1時間半。鞍馬寺の前からさらに奥へ入って峠を越えたところに「花背」はあります。
市街から4~5度は低いと言う気温で、その日の峠の気温は14度。

セミナーハウスにもなるロッジの中は北山杉がストーブの中で燃えていました。

セミナーハウスの名前は「交河山墅(こうがさんしょ)」。桂川の上流の二つの川が合流する地点にあるからだそうです。


ロッジ前の上桂川の水は澄み切って飲めるくらいでした。




昼ご飯は有機栽培弁当と先生の持つ畑で取れた無農薬野菜たっぷり「具沢山のお味噌汁」。

お腹を満たして「京都薬草の森」へ自然観察と薬草観察へ。


まわりは殆ど「北山杉」に覆われ、森林浴にもなってフィトンチットもいっぱい!
NPOの持つ広い「薬草の森」は標高400メートルくらいからは急な斜面になります。
ボランティアの人たちが足場や階段を手作りしたとは言え、それはそれは急斜面で、休憩なしではとても登れない。何度も心臓が「バクバク」なる目に合いながらも何とか1時間くらいかけて山頂へ。


途中には、樹齢300年の大杉の株の上に若い2本の杉が生えて来たと言う生命力の見本のような杉も何本かありました。


また、水がちょろちょろしか流れてなかったけれど、立派な滝もありました。


山頂近くには樹齢300年は越えると言う大杉の中に「洞」が出来て、中を人が潜り抜けることが出来ると言う、まるで「屋久島」のような杉もありました。


健康セミナーでは、主に「生薬」や「漢方薬」の話を聞き、集まった40名くらいの参加者も和気藹々。

山原先生はこれまでも「金時しょうが」「石榴の花」「サラシア茶」「弁慶草」「など、様々な生薬を分析したりデータを取って、純粋な製品として広めて来てらっしゃいます。もちろん、私もお世話になって見事血糖値を正常に戻した経緯があるのですよ。


スキー場もあると言う「花背」は、それでも京都市・左京区です。
集落もあるけど、勿論、コンビ二などはゼロ、お店さえなかったような気がします。
それでも、府や市の自然観察施設はあって、ハイキングやキャンプなどで訪れる人もまあまあ居るとか。
但し、携帯は電波が届きません。

朝9時にJR「京都駅」を出て、夜6時に京阪「出町柳駅」で解散するまで、自然と健康いっぱいのセミナー・コースでした。

身体のことでお悩みの方は、一度上記URLをご覧になられるのもいいでしょう。
販売代理店「ポンピエ」でも製品は求められます。http://www.pontpied.co.jp/
  

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2009年08月31日

ノリタケの森

伊吹山を降りた翌日は名古屋の「ノリタケの森」に行きました。
名古屋駅の近く「則武町」の本社工場の一画に広い陶器のテーマパークが整備されました。


ノリタケ製品を売っているショップ。以前なら迷わず買っていたけど「阪神・淡路大震災」で殆どの陶器が壊れてしまってからは、ホントに必要な食器以外は買わなくなってしまいました。センスのいい製品が沢山あったのになあ!


広いショップの一画には格安のアウトレット・ショップもあります。


当然、ノリタケ陶器の歴史を並べたミュージアムもあります。


1839年(天保10年)生まれの森村市左衛門が「森村グループ」の創始者です。
1878年、ニューヨークに「モリムラブラザーズ」を設立して、日本の陶器を初めて商業ベースに乗せたところが、ノリタケ・チャイナの偉いところです。
絵に描かれた見本をセールスマンが全米に持って出かけ歩き、注文を受けて日本で製造。ミュージアムには、だからアメリカ人好みの初期の作品が多く展示されていて、有田や伊万里と違ってエキゾティックです。


レストランやコーヒーショップ、ギャラリーや公園、ショップなど有り「入場無料」。
実演が見られる「クラフトセンター」のみ500円要ります。


森村グループからは「TOTO」や「日本碍子」「大倉陶園」「INAX」なども枝分かれしてセラミック業界で大きく発展している歴史があり、それもこれも初代の進取の気風と非凡な商才があればこそ、あやかりたいものです。  

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2009年05月24日

橋本関雪展

昭和前期に活躍した「橋本関雪展」を姫路市立美術館に観に行きました。

代表作「霜猿」。老いた真っ白な猿の孤高の姿です。

明治16年、神戸に生まれた橋本関雪は京都で学び、いち早くヨーロッパにも渡り、西洋美術の影響も受けました。
また中国には40回以上も渡り、作品には中国を題材にしたものが数多く見られ、日本人画家とは思えないほどでした。
東洋の古美術の研究家でもあるゆえんです。私にとってはとても気に入った絵が多かったのが印象的でした。


姫路市立美術館正面。

美術館とお城。


美術館裏から見たお城の東面。



「橋本関雪展」 4月25日~6月7日 姫路市立美術館
一般 ¥1,000 前売り ¥800 月曜休館 079-222-2288  

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2009年03月17日

濱田庄司 展

陶芸家・濱田庄司の特別展に行きました。

濱田庄司(1894~1978)は京都・ロンドン・沖縄と学び、栃木県・益子に居を構えた日本を代表する陶芸作家です。
益子の土はあまり良くないけど、二流の原料から一流のものを作る、と益子を選んだと言います。

中之島の東洋陶磁美術館で開催されている特別展は、濱田庄司氏と親交の深かった関西の掘尾幹雄氏から寄贈された200点余りの作品が並び展示、見応えがある。壷・茶碗・大皿・食器、どれも豪放で繊細、濱田庄司独特の世界が広がっていました。

私の知人の丸山茂樹氏(神戸)が濱田庄司の青春時代の軌跡を出版しているご縁もあって展覧会に。
本も読み応えがありましたが作品にも満腹しました。

「青春轆轤(ろくろ)」里文出版 ¥2,100 425ページの力作です。


磁器には見られない陶器独特の土の温もりと人の手が造りあげる作品の魅力、思わず惹きこまれていきます。


大阪市立東洋陶磁美術館 06-6223-0055 3月22日(日)まで開催。

場所は重要文化財・中之島・中央公会堂(画像下)のちょうど東向かいです。


土佐堀川の柳も新芽が萌えて丁度お散歩日和です。

 
  

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2009年02月02日

手塚治虫

記念館前の「火の鳥モニュメント」


宝塚市立「手塚治虫記念館」に行きました。
先ず目に付くのは「リボンの騎士」のお城の塔のようなドーム、尖端にはシンボルモニュメント「ガラスの地球」が乗っかっています。


館内は地階から1階2階まで。
漫画年表で生い立ちから成功までの道のりが興味深く解説されています。
「企画展示室」や「ビジョン映像ホール」「ミュージアム・ショップ」「アニメ検索コーナー」「カフェ」も有り、「アニメ工房」では実際アニメ造りにも参加できます。

多くの人が居るのに静かなコーナーがありました、皆さん漫画に読み耽っている「ライブラリー」コーナーでした。


子どもの頃から「漫画」を描いていた手塚治虫。本名は手塚治。昆虫が好きでオサムシからペンネームを取って「治虫」としました。
付属池田小学校から北野高校、大阪大学へ。医学博士の資格も持つ治虫青年は家庭環境も良かったのでしょう、ちょっと「オタク」っぽい「天才肌」の大人へと成長して行きました。



数多くの作品の中でも誰でも知ってるのが「鉄腕アトム」。
館内にも「アトム」の主題歌が流れていました。


手塚ファンではなくても「ジャングル大帝」「リボンの騎士」「火の鳥」「ブラックジャック」「アドルフに告ぐ」などは誰でも知ってる作品でしょう。そ言う意味では国民的ヒーローなのかも知れませんね。


24歳まで過ごした「宝塚」に記念館があると言うことは関西人にとっても誇りです。
多くの子どもに「自然」「科学」「地球」「宇宙」「生命」などの大切さを教え、大人になってもそんな気持ちを忘れないようにと「手塚ワールド」は訪れた人々を心豊かにしてくれます。


宝塚市立「手塚治虫記念館」 JR・阪急宝塚駅から徒歩10分。宝塚南口駅から徒歩5分。
水曜休館。 0797-81-2970


  

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2009年02月01日

へー、そうだったんだ


「ノリタケ デザイン~百年の歴史~」展 (京都文化博物館)に行って来ました。

「ノリタケ・チャイナ」は「香蘭社」「深川製磁」「たち吉」などと並ぶ単なる陶器屋のブランドだと思っていたけど、ところがどっこい、この展に行って「へー、そうだったんだ」と認識を新たにしました。

その(一) 日本人初の海外貿易
明治9年(1876) 森村市左衛門・森村豊の兄弟が貿易商社「森村組」を設立。ニューヨークに輸入雑貨店「森村ブラザーズ」を作る。豊は福沢諭吉に英語を習ったそう。

いかにもアメリカ人が好きそうなエジプト模様のお皿など。

その(二) 手書きのカタログ・パンフレットを持ってセールスマンは営業に。

森村兄弟はノリタケの前身である「日本陶器(合名会社)」を明治37年に設立。緻密に描かれた手書きの「デザイン画帳」を持ってセールスに回ったり、逆に日本への製品オーダーにも「デザイン画帳」は利用された。


オールド・ノリタケと呼ばれる初期の製品群。


その(三) TOTO(東洋陶器)や高級な大倉陶園も元はノリタケの前身・日本陶器だった。

何事も100年続くと言う事は、それなりの歴史や重みを持つもので、皇室御用達の「大倉陶園」や水周りの「TOTO」も元は同じだったと言うから面白い。

その(四) 帝国ホテルを設計したあのフランク・ロイド・ライトがデザインしたノリタケチャイナ、OLD帝国ホテルのシアターレストランで使用されていた。(ライトは建築以外にも、円と幾何学模様を基調にしたアクセサリーや小物をデザインしていた)


陶器産地に近い名古屋の則武町に工場を作ったので「ノリタケ」と社名も変え、世界有数の食器メーカーとして「商業ベースに乗った」事業計画で発展して来てるそうです。

さすがに「製品」は売っていませんでした。名古屋の陶器のテーマパーク「ノリタケの森」に行けば「買う・食べる・体験する」が出来るそうなので是非一度行って見たいと思っています。

「ノリタケ・デザイン~百年の歴史~」展は3月15日まで(月曜休館)。
三条高倉の京都文化博物館で。075-222-0888



  

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2009年01月26日

カッパ・カントリー

清酒「黄桜」の伏見酒蔵にある記念館「カッパ・カントリー」


♪カッパッパ♪カッパッパ♪ ♪呑~める、呑~める♪
楠としえの懐かしいCMソングが流れる「河童資料館」。全国の河童伝説や河童の全てが面白く解説されています。
 

日本の酒どころと言えば「灘五郷」と「伏見」が有名です。布引ウォーターと同じくやはり水が美味しい「伏見」の「黄桜」と「月桂冠」の酒蔵記念館に行って来ました。
黄桜のカッパ・カントリーの中にも伏見の美味しい水を無料で汲める場所がありました。


酒蔵記念館と言えば、どこも似たり寄ったり・・・・の展示品ですね。

もちろん「利き酒・試飲」付き、これも何処も同じです。昼間っから酔っ払わないように・・・!

清水昆の漫画でお馴染み「カッパ」のキャラ満載のカッパ・カントリーのショップ。
SAKEソフトクリームやSAKEチーズケーキも有りカッパ夫婦徳利も売られてました。



黄桜⇒月桂冠「大倉記念館」までは徒歩5分ほど。

白壁が映える記念館、こちらは灘で言えば「菊正記念館」のような古い風格のある佇まいでした。


この日も4~5台の観光バスが来ていて、記念館ショップの中は「これが目的」と言う感じ?
酒蔵ショップの面白いのは「ここにしかないお酒」が手に入ること、「黄桜」「月桂冠」ともに大量の製品が並んでいます。


珍しい「にんにくの奈良漬」を買いました。一粒一粒ばらで漬かっていてとても風味のある美味しさでした。



  

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2008年12月12日

三井寺展

国宝 三井寺展 が大阪市立美術館で開かれています。

滋賀県・大津の「三井寺」は別名「園城寺(おんじょうじ)」とも呼ばれるが、民話「三井の晩鐘」として「近江八景」のひとつとしても知られています。686年建立。

今回の「国宝 三井寺展」はずらりと国宝・重文が展示され、1階2階の会場は駆け足で見ても1時間はかかるほど。

ポスターにもなってる「金色不動明王立像」は特に素晴らしく「黄不動」と呼ばれ秘仏。青蓮院(京都)の「青不動」、明王院(高野山)の赤不動と並び、「日本三不動」としても名高い。

尖った卵型の頭は俗に「円珍頭」と称され、三井寺を延暦寺別院として再興した円珍を称える国宝「智証大師坐像」として本尊にもなっています。

円珍は853年から足掛け6年かけて「唐」を往復、数々の経典を書写し持ち帰り、天台密教の秘法を伝えました。

千手観音立像


人間の愛欲を戒め悟りに至らしめる「愛染明王坐像」。身につまされる方が多いのでは?


市立美術館を出るともう夕暮れ。森の向こうに「通天閣」が灯りをつけ始めていました。


動物園前まで歩く。「ジャンジャン横丁」もクリスマスの装い。

いつもは雑多な雰囲気の狭い商店街もそれなりに青い光で綺麗に見えます。


新世界名物「ビリケン」さん、サンタの衣装を着たビリケンもいましたよ。


夜はやはり冷え込んで来ました。地下鉄の駅に向かう商店街から振り返って最後に「見返り通天閣」です。


国宝「三井寺展」 ~12月14日(日)まで。
天王寺「大阪市立美術館」で。 06-6771-4874
  

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2008年11月11日

正倉院展~花開く1300年前の夢~

平螺鈿(へいらでん)背八角鏡(はいのはっかくきょう)。直径32.8cm。

白銅製。螺鈿はヤコウガイ、赤い花弁は金泥の上に琥珀をかぶせたもの。漢~唐時代の中国製。

アップ画像。

何とも見事な鏡の背面の装飾。保存状態がいいのでまるで現代の精密工芸品にも見えます。

西暦756年、聖武天皇が56歳で亡くなった時に天皇が大切にしていた品々を東大寺の大仏に光明皇后の命で献納されたのが正倉院宝物の始まりとされています。今から1252年前に既に在った宝物なので製造されたのはもっと前のことでしょう。

1年に1度開催される正倉院展は10月25日~11月10日(奈良国立博物館・新館)。
その最終日に行って来ました。
週末は2~3時間待ちが普通だったそうですが、さすがに最終日は直ぐに入館出来ました。


白瑠璃(はくるり)碗。ガラス製の切子碗。直径12cm。

5~6世紀のササン朝ペルシア製。はるばるシルクロードを越えて日本にやって来たと言う。
(円形切子の数は全体で80にも及ぶ)下部に鏡を敷き浮かして展示してあるのでまるで黄金の万華鏡のようでした。

1946年から公開が始まり今年で60回目。今回は69件の宝物が出品。
ユーモラスなココヤシの容器、内部は漆塗り。


当時の出勤簿や休暇願いなども展示され、タイムスリップしたような国宝芸術とは別の意味でも面白い正倉院展でした。
図録表紙。


新館の隣の本館では「仏教美術の名品展」が12月まで開催されていて、これがまた見どころいっぱいの仏像や彫刻の数々。興福寺の四天王、東大寺の仮面、ガンダーラ彫刻、中国の仏像、聖徳太子像など、さすがは奈良国立博物館!と、うなりました。











  

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2008年10月05日

屋根の上のバイオリン弾き

シャガール「ユダヤ劇場の壁画」から「音楽」


兵庫県立美術館の「シャガール展」に行って来ました。
ロシアの貧しいユダヤ人家庭の8人兄弟で育ったせいか、初期の作品を見ると、何故かどこからかミュージカル「屋根の上のバイオリン弾き」の「サンライズ・サンセット」のメロディーが聴こえてきそうな気がしました。

代表作「街の上で」の左下方の塀の下、お尻をまくって用を足してる小さな人物を見たとき、シャガールの画の茶目っ気・風刺性を見た気がしました。注意して見ると画の何処かに小さな動物や人物が茶化すように挿入されているものが結構ありました。
それは生涯ユダヤ民族と言う枷から逃れられなかったからでしょうか。
*上記 壁画の「音楽」の左上、家の外でも同じようなお尻まくりがいるよ、と展覧会を見た人から指摘がありました。

「街の上で」
 小さすぎて尻まくり人物は確認できないでしょうが、現物は大きな画なのでハッキリ分かります。

今回はロシアとフランスから約150点の作品が集められていますが、97歳まで生きた大御所シャガールの作品の中で、個人的には「ユダヤ劇場の壁画」全7点 が一番好きでした。

さて、安藤忠雄氏設計の「兵庫県立美術館」は何度訪れてもややこしい建物で、氏の個人的名声優先のような気がしてなりません。いわば観客に不親切なんです。階段や狭い通路が冷ややかに迎えてくれると言う感じです。コンクリートの打ちっぱなしと言う安藤氏の建物の特徴が「人を拒絶してるような」印象を受けるのです。


何処からか金木犀の香りが漂う秋。秋の夕陽はつるべ落とし、ああ、暖かい灯の下で美味しいものが食べたい!


シャガール展は10月15日(水)まで。金・土はPM8:00まで。




  

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2008年09月08日

備前おさふね

備前おさふね「刀剣の里」には「刀剣博物館」「今泉俊光刀匠記念館」「鍛刀場」そして「刀剣工房」がある。

「刀剣工房」で古い刀に磨きをかける砥ぎ師。

古い鞘を漆で補強している塗り師。


1300度の高熱で玉鋼を打つ鍛錬作業はこの日は見られなかったけれど、炉に火入れしているところは見られました。

守り継がれた匠の技が目の前で見られ、Q&Aも出来る「刀剣工房」は現代人には目新しい。
まだ300万本の日本刀が全国に散らばっていると言うから、この世界も広い。
「備前長船」と言えば「刀剣」の産地。時代の変遷とともに変わって来た形状や特徴なども丁寧に解説してくれます。
勿論、名刀の展示や「鞘(さや)」「鍔(つば)」の展示、「お土産物産館」も有り、なかなか興味深い施設でした。

JR赤穂線「長船」下車。ちょっと遠いけどタクシーなら800円くらい。


そして、同じJR赤穂線の日生(ひなせ)にはあまり知られていない「中南米美術館」があります。

日生で魚網の製造・販売をしていた故・森下精一氏のコレクションが中心で「マヤ文化」や「インカ文化」の収集品が展示されています。また、長寿の秘薬として「カカオ」が王に献上されていたとか、絵文字クイズなどちょっと賢くなる解説もあって面白い。



ミュージアム・ショップには中年米の小物のほか「百年の蜜」と言う竜舌蘭のシロップがあり人気商品になっています。私は同じ竜舌蘭でもテキーラの原料になる竜舌蘭から作った「百年の蜜」クリスタルを買いました。

日生と言えば「アナゴ」「岩ガキ」「シャコ」など海産物が有名で日帰りで仕入れに行く人も多いけど、海岸から5~6分のところに「中南米美術館」があると言うこと、初めて知りました。ただし日曜なのにお客は誰も居ませんでした。


  

Posted by 李欧 at 18:18Comments(0)TrackBack(0)観に行く

2007年11月26日

トヨタ産業技術記念館


豊田喜一郎は大量生産を実現するため、国産技術の確立をめざしました。
AA型は当時、画期的な流線型のデザインで、現代の感覚にもマッチする斬新なスタイル。
1,404台生産され、AA型で築かれた技術が、後の自動車産業を支える基礎となりました。
1936年のAA型乗用車の木組み枠。
ここからAA型が生まれました。


同じ年に生産されたトラック。

懐かしいトヨタ・カローラ。

トヨタ・テクノミュージアム(名古屋)は
「繊維機械館」と「自動車館」からなってます。
豊田佐吉の作った自動織機の変遷も勿論展示されています。

今年の自動車ショーで話題を呼んだ1人乗りの車「i--swing」も
展示され話題を集めています。

技術陣自慢のロボットがクリスマスソングを演奏してくれました。

車の好きな人にはたまらん博物館かも。
ミニカーなどミュージアム・ショップには記念のお土産が並ぶ。

  

Posted by 李欧 at 20:29Comments(0)TrackBack(0)観に行く

2007年04月16日

さかづき美術館

瀬戸、常滑、多治見、土岐など名古屋近辺
には焼物の町がたくさんあるけど、今回は
多治見の陶器祭り。


多治見市内の織部ストリートは買い物客でいっぱい。
荷物になるので陶器は買わずに隣町「関市」の特産・
刃物のテントで料理用ハサミを買いました。


町はずれの「市之倉」も陶の里です。
「さかづき美術館」には、千のさかづきに千の文字
を綴った大作「石川九楊の盃千文字」も展示しています。

  

Posted by 李欧 at 23:16Comments(0)TrackBack(0)観に行く
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