2010年03月12日

阿修羅が観られる

3月1日に奈良・興福寺の国宝館が新装オープン!あの阿修羅像が直ぐそばで観られるようになりました。
東京・福岡・奈良の「阿修羅展」の過熱ブームは何だったのでしょう・・・と言う観やすさでした。


国宝の宝庫「国宝館」は、以前から観られた様々な素晴らしい仏像群に今回から「八部衆像」が加わり、ライティングや陳列にも工夫が見られ随分観やすくなっていました。



阿修羅像を中心に左右に3体づつ。7体の「八部衆」のうち少年は4体、表情が新鮮です。
「五部浄」像だけが胴体がないので、顔が隣のガラスケースに陳列されていますが、7体の国宝「八部衆像」は、そこだけ別世界のようで、奈良・天平時代にタイム・スリップ!同じ寸法の7体が居並ぶ光景に興奮とため息・・・でした。




興福寺・国宝館は年中無休。¥600 
平日でも観光バスの2~3台は来てますが、待ち時間なく入館出来て拝観も楽に出来ます。


関西の春は「お水取り」から。
奈良国立博物館では二月堂の「お水取り行事」(修二会)展も開催されていました。




阪神なんば線の開通から1年。奈良には座ったまま直行できる便利さで、乗客も増えてるそうです。


奈良県は平城遷都1300年祭が今年10月末まで開催され、季節ごとに公開される秘仏もあちこちの神社・仏閣で見られます。。
ぽかぽか陽気になればぜひ散策を兼ねて奈良を訪れて下さい。

  

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2010年01月01日

2010初詣

奈良は寺の町。近所の小さなお寺で突く「除夜の鐘」を聞きながら、いつのまにか眠ってしまってました。

薬師寺・西塔  東塔はすっぽり網をかぶって復元工事中、見られません。

薬師寺といえば、白鳳時代の国宝「薬師三尊像」が有名です。
日光・月光菩薩の中央に鎮座する薬師如来の前では、僧侶たちが新年の祈りを捧げていて、お堂(金堂)の中は立錐の余地もないほどでした。お正月から15日までは薬師如来像の前で「国宝・吉祥天女画像」も公開されています。

中央の薬師如来像。

薬師三尊像が並ぶ金堂。


薬師寺の中門には極彩色の金剛力士像(仁王さん)がお寺をお守りしてました。




薬師寺管主・山田法胤さんのありがたい年頭の法話も聞けました。
今年は「庚寅(かのえとら)」年。行き詰った結果、自ら新しいものに動き始め生まれ出る年、らしい。


平城遷都1,300年に当たる今年、薬師寺のもうひとつの見ものは、先日亡くなった平山郁夫画伯の「大唐西域壁画」が見られることです。
境内の北部にある「玄奘三蔵院・伽藍」の壁画院で見られます。

玄奘塔の正面には「不東」の額がかかってます。これは中国から一大決心で西域へ経典を求めて旅したからには「もう二度と東の中国には戻らないぞ」と言う玄奘三蔵法師の心を「不東」と言う文字で表しているそうです。


お正月は普段見られない僧侶の姿も境内で良く見かけます。


薬師寺公式HP http://www.nara-yakushiji.com/


そして、奈良の初詣といえば、やはりここ「東大寺」は、はずせません。
お馴染みの大仏さんにもご挨拶しなきゃ、です。

元日なのに中国・韓国からのお客も含めてかなりの団体客で賑わってました。

貫禄の大建築・南大門の額は「大華厳寺」


お馴染みの仁王さん、金剛力士像は「運慶・快慶」の作です。




とにかく寒くて冷え切った奈良の元日、お寺は暖房もなく「身が引き締まる」どころでは有りませんでした。
鹿たちも座り込んで草を暖めて?ました。



  

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2009年12月02日

東福寺

12月の紅葉は、盛りを過ぎたとは言うものの、こんなに大規模な錦が迎えてくれるとは思ってもみませんでした。噂に違わぬ東福寺の紅葉!

重森三玲のモダンな作庭もたっぷりどうぞ。


鎌倉時代に関白・藤原道家が菩提寺として造営した「東福寺」は、奈良の「東大寺」と「興福寺」から一文字づつ貰って名づけたと言います。境内の「通天橋」は紅葉の名所として人気があり、12月だと言うのにさすが観光名所、人並みが続いてました。


屋根付き回廊「通天橋」からの眺めです。








通天橋を渡ると「開山堂」に到着。

珍しい楼閣「伝衣閣(でんねかく)」。
江戸時代の名園が前庭にあります。


東福寺・経蔵。


国宝の「三門」。


東福寺のもうひとつの国宝は「龍吟庵(りょうぎんあん)」。
日本最古(室町時代)の方丈建築で足利義満直筆の「扁額」が迎えてくれます。


龍吟庵には「通天橋」と同じ様式の「偃月橋(えんげつきょう)」を渡って行きます。


作庭家・重森三玲(しげもり みれい)1896~1975
東福寺の「方丈」と「龍吟庵」には、重森三玲のモダンな作庭が見られます。


「龍吟庵」の西庭「龍の庭」。




東庭「不離の庭」。


南庭「無の庭」。

「無の庭」と「龍の庭」とは「稲妻」を表現した塀で仕切られています。

いずれも昭和39年の作。
室町時代の国宝を取り巻く庭としても不思議にマッチして違和感がないのに驚きます。

もうひとつ、重森三玲の作庭が見られるのが「方丈」を囲む「八相の庭」です。
こちらは昭和14年の作です。
「井田市松の庭」。


「小市松の庭」。


石の「北斗七星の庭」。


そして、210坪の枯山水「南庭」。




「通天橋」「龍吟庵」「方丈」いすれも入場料¥400を取られるのが、ちょっと残念!
紅葉の季節でなければ通天橋は無料だとか。




臨済宗 大本山「東福寺」 http://www.tofukuji.jp/index2.html  075-561-0087
JR奈良線「東福寺」 京都の次の駅 
京阪「東福寺」 下車 徒歩10分

周囲に多くの「院」や「庵」を持つ大伽藍です。





  

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2009年11月16日

紅葉の円成寺

奈良 忍辱山・円成寺 (にんにくせん えんじょうじ)に行って来ました。
小さなお寺ながら紅葉が綺麗だと聞いていたからです。


近鉄奈良からバスの便も少ないからでしょうか。見ごろだと言うのに観光客の姿もあまりありませんでした。


円成寺の特徴は、浄瑠璃寺と同じように、浄土式・舟遊式を兼備した平安時代様式の庭園です。




あまり多くはないのですが、国宝と重要文化財もあります。


二つの国宝のうちの一つ、多宝塔に安置された「大日如来坐像」あの運慶の作品です。


これほど装飾が綺麗な多宝塔も珍しいと言われています。


そして、もうひとつの国宝。全国最古で全国最小の国宝建造物、春日大社造営のモデルになった春日造社殿「春日堂と白山堂」



円成寺・本堂には重文「阿弥陀如来像」「四天王像」「聖徳太子二歳像」などがあります。


池の正面の「楼門」は堂々とした佇まいで、入母屋桧皮葺。

楼門は近くで見ると、格式の高い「三手先」や「花肘木」などの建築様式が見事です。


池の回りには「茶店」があり、冷えた身体には暖かい食べ物が・・・。


東入り口にある素朴な「勧請縄(かんじょうなわ)」。
1月10日に松の木に揚げられたもので、少し古びていました。




円成寺へは近鉄奈良駅から奈良交通バス 柳生方面4番乗り場。
30分「忍辱山」下車。 
円成寺 0742-93-0353
紅葉の時期には臨時便も出ます。

今年の紅葉を堪能しました。







  

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2009年07月26日

浄瑠璃寺

確か高校生の時に、堀辰雄の「浄瑠璃寺の春」と言う短編を読んで「行ってみよう」と、友だちと一度行った記憶があるのが奈良の浄瑠璃寺。
「浄瑠璃寺の春」http://homepage2.nifty.com/kodairoad/sakusaku/1_11-2.htm

短編では「馬酔木」(あしび)の寺として紹介されていて、前回は丁度「馬酔木」が咲いていたような記憶があるが、何せ数十年前のこと。先日訪れた時は、花菖蒲も終わり,紫陽花も枯れかけで、僅かに「百合」や「桔梗」が池の回りに可憐に咲いていただけ。




堀辰雄夫妻は奈良から浄瑠璃寺まで歩いて行ったようだが、今は近鉄奈良駅から直通バスで25分。1日数本しか出ていないので要確認(奈良交通バス)。また、JR加茂駅から岩船神社などを回る循環バスも運行されている。

真言律宗 小田原山「浄瑠璃寺」 九体阿弥陀堂

この寺では薬師仏をまつる東の三重塔(国宝)に苦悩の救済を願い、中央の池を周り、九体の阿弥陀如来像(国宝)が安置されている阿弥陀堂(国宝)に西方浄土への来迎を願うのが、お参りの方法とされています。


紅葉の頃はさぞかし!と思われる三重塔。


大きな九体の阿弥陀如来坐像も見事で、その四隅には国宝の四天王像も守護をしています。

九体寺と言う別名も持つ「浄瑠璃寺」は奈良のお寺とは言うものの、行政的には京都府・木津川市にあります。
山に囲まれた鄙びた里にひっそりとした佇まいで建っているのは昔も今も同じです。

山門までの道には萩の木が植えられ、多分もう少しで満開になるのでしょう。


中央の宝池を一周すると「鐘楼」や「石仏」たちもひっそりと木陰に隠れるように迎えてくれます。


浄瑠璃寺はJR奈良・近鉄奈良からも直行バスがありますが、JR加茂駅からも循環バスが出ています。


  

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2009年05月06日

難波八阪神社

神社の前を通りかかった人は、鳥居の奥に異様に大きな獅子頭が見えるのでビックリすることでしょう。


阪神なんば線の開通で難波が近くなったので「難波八阪神社」に行って来ました。
ここの驚きは「獅子殿」の大きさです。

高さ12m、奥行き7m、幅7m。1974年に完成しました。
目はライト、鼻はスピーカーにもなっていて神事の舞台にも利用されます。
お参りの人と大きさを比べて見て下さい。

鉄筋コンクリート製、天井の鳳凰の彫刻はすべて手彫りです。


大きな口で勝利を呼び、邪気を飲み商運を招くと「就職」「入試」「会社発展」を祈願する人が多いそうです。


難波・八阪神社には計8組、16体の獅子狛犬が配置されています。
阿吽(あうん)の口元をして本殿の左右に安置されていますが、阿は「陽」で男性、吽は「陰」で女性。
獅子狛犬は本殿から見て左に「獅子」、右に「狛犬」が配置されてるのが普通だそうです。
(両方とも同じように見えますが・・・・)

八阪神社の後ろ足をあげた「かまえ型」(出雲型)獅子、ブロンズ製。

同じく狛犬。

民間信仰として「止事成就」のために獅子狛犬の足にコヨリを結び「禁酒」「禁煙」「受験すべり止め」祈願をするそうです。

大阪「難波八阪神社」 地下鉄・四つ橋線「なんば」下車 四ツ橋筋を南に「東横イン」の裏側
  

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2009年02月16日

新薬師寺

奈良・春日大社の少し南に位置する「新薬師寺」は本尊・薬師如来を取り囲む国宝・十二神将のお寺として有名です。
会いに行って来ました。

8世紀に造られた像をCGで色彩豊かに再現、戌年の守護神・バサラ大将。

日本最古で最大の十二神将立像は「見事!圧巻」としか言いようがない。
天平時代に造られた十二体の立像は色彩こそ剥げ落ちているが、表情や個性が豊かで観る者の心を揺さぶります。
http://www.k5.dion.ne.jp/~shinyaku/juunishin.html

バサラ大将  戌年
アニラ大将  未年
ハイラ大将  辰年
ビギャラ大将 子年
マコラ大将  卯年
クビラ大将  亥年
ショウトラ大将 丑年
シンタラ大将 寅年
サンテラ大将 午年
メキラ大将   酉年
アンテラ大将 申年
インダラ大将 巳年

手足の位置、武器の種類、髪の毛、姿態、それぞれ違った十二の像が十二支の守護神になり円形中心の薬師如来坐像を守っています。

酉年・メキラ大将だけが両手に何も持っていません。


この本堂の中に国宝像があります。

本堂前には「くろがねモチノキ」がたわわな実を付けて繁っていた。樹液は鳥もちの材料になるそうです。


奈良・新薬師寺の十二神将。ぜひご覧あれ!¥600

山門には「気をつけておかえ(る)り」と金と銀の蛙の置物が。皆に頭撫ぜ撫ぜされて剥げてました。



  

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2009年01月04日

からす天狗?お不動さん?

まるで「からす天狗」のような羽を持つ不動明王。


天台密教の深奥を極めた「駒道智大僧正」は摂政関白・九条道家の子に生まれ幼くして比叡山に登り修行の道に入りました。三井寺の管長などを経て、晩年は駒ヶ滝「最勝院」に隠棲。文永3年3月3日、白馬にまたがり生身のまま天空に駆け上ったと言われています。約700年以上も前のことです。

そして、亀山天皇がここに離宮を建て大僧正を鎮守として祀り、禅寺を創建、それが「最勝院」の真下にある「南禅寺」でした。

南禅寺方丈正門。

琵琶湖の疎水が境内を流れる「南禅寺」。疎水の横を小川に沿って登れば直ぐ「最勝院」に出ます。


最勝院は縁結びもしてくれるらしくて、境内には親子連れの「豆狸」がちょこんと幸せそうに身を寄せ合って。


神仙佳境と言われる天台密教の霊地へは最勝院から更に奥に200メートル登ります。

修験堂・奥の院。

奥の院の後ろに「駒ヶ滝」。この日は氷雨まじりの寒い日。誰も滝に打たれて修行してませんでした。




滝の横の不動明王にお賽銭をあげるには不安定な梯子を登って。ひたすら健康祈願!


滝から更に奥の階段を登るとぽっかり暗い洞窟が。


洞窟の中には「大日如来」他「弁財天」などの石仏も。

将軍不動も祀られていました。


奥の院近辺には様々な不動明王がありますが、全て「石仏」です。


ふーふー言いながら山道を登って行って良かった。初めて見る密教の霊場でした。

深山幽谷とまでは行かないにしても、このあたりは東山や比叡からの下山道にもなってるらしくてリュックを背負って下りてくる健脚おじさんもいました。
不動明王は願い事をする神様、また「勝運の神」でもあり、南禅寺一山は信仰の中心として今も多くの参詣者を集めています。
奥の院ではお経を唱える信者たちにも出会いました。


私の家の菩提寺が南禅寺派なので、初詣を主旨にしてついでに香りの良いお線香を求めに行ったのに、思わぬ収穫に出会えた1日でした。合掌!
  

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2008年12月29日

醍醐寺

秀吉の「醍醐の花見」で有名な京都・伏見区の醍醐寺は「世界文化遺産」登録の大伽藍です。

真如三昧耶堂(さんまやどう)の黄金に輝く涅槃仏。

弘法大師の孫弟子「理源大師・聖宝」が874年に創建した「真言宗醍醐派の総本山」で、「醍醐」「朱雀」「村上」三代にわたる天皇の深い帰依によって次々に大伽藍が建立され、真言密教の中心的寺院に発展しました。


ここの国宝「五重塔」は山門からは見えない場所に有り、それだけ境内が広くて森に囲まれてると言うことか。


豊臣秀吉が「醍醐の花見」の宴を催したことは余りに有名で、そのせいか境内はいたるところに桜の銘木らしきものが有り、季節になればそれはそれは見事なことでしょう。


本尊「薬師如来坐像」が安置されている国宝「金堂」


紅葉の名所、朱塗りの弁天堂。


弁天池の隣にある「大講堂」。


大講堂の前の鐘楼堂。あと3日もすればここから「除夜の鐘」が響きます。


正面の西大門は別名「仁王門」とも呼ばれ「一対の金剛力士像」が睨みを利かせています。


「阿吽」の仁王像。1134年勢増・仁増の作。


醍醐寺のハイライトとも言うべき「三宝院」は秀吉が花見に際して自ら設計したお庭で、庭が見渡せる寝殿造りの表書院は国宝。それはそれは華やかな桃山時代の広大な池と築山の配置です。(撮影禁止、なぜだろう?)
三宝院の表玄関・勅使門である国宝「唐門」だけ写して来ました。済みません。

元は真っ黒な漆塗りに菊と桐の4つの紋だけ金箔だったそうです。

総本山「醍醐寺」 地下鉄・東西線「醍醐駅」から徒歩10分。バスも有り。 075-571-0002
http://www.daigoji.jp

*醍醐寺から更に山道を1時間登ると、「醍醐水」のある「上醍醐」に到着。国宝「薬師堂」国宝「清瀧宮拝殿」「開山堂」「如意輪堂」「五大堂」など、寺開創の起源になった山岳信仰ゆかりの醍醐山・霊場があります。健脚コースなのであきらめました。



  

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2008年12月08日

はりまや橋の坊さん

竹林寺・五重塔を見上げる。


♪♪♪土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た♪♪♪

おなじみ「よさこい節」の坊さん・純信が江戸末期に修行僧としてここ「竹林寺」南坊に住んでいました。


西暦724年、唐の五台山になぞらえて行基が開創したと言うから相当な古刹です。

山門には今も堂々「五臺山」と掲げられ、高知市の東にあるこの山全体を「五台山」と呼んで「竹林寺」や広大な「牧野富太郎植物園」があります。

二体の金剛力士(仁王)像も古いこと古いこと。


聖武天皇の夢に現れたと伝えられる「文珠菩薩」がご本尊。
更に時代は下り、弘法大師も五台山で修行した由縁で、四国霊場第31番札所になりました。

お遍路さんは何処ででも見かけます。



実のところ「牧野植物園」に行く目的で偶然立ち寄ったのが隣の「竹林寺」。
こんなに気持ちのいい古刹だとは想像もしてませんでした。

境内に入って先ず大きな銀杏が目に入ります。
紅葉は終わりかけでしたが銀杏の木の下は黄色い絨毯!


江戸時代には土佐藩主の祈願寺としても栄え、学問寺として宗教・文化の中心的役割も果たしたと言うからさすがは「文殊菩薩」です。

夜には「灯り」が入り終焉の紅葉が灯りに浮かびます。南国の往く秋を惜しむように市民が山に登って来るのでしょう。

旅は不思議です。偶然の出会いに大きな感銘を受けることもあるのですから。
文殊菩薩の導きか、はたまた簪買った坊さん純信さんの手招きか、とにかく心洗われる竹林寺でした。


  

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2008年11月11日

仏像パラダイス

東大寺・法華堂(三月堂)の本尊。不空羂索観音は「ふくうけんさくかんのん」。
もれなく(不空)縄(羂索)で人々を救ってくれる存在と言う意味です。


東大寺と言えば「大仏殿」が有名ですが、広い境内の東の高台を「上院」と呼び、二月堂・三月堂・四月堂などが固まっています。
広い階段を登ると先ず「三月堂」が見えてきます。


三月堂には16の仏像がところ狭しと立っていて、12体は国宝。4体は重文。
日光・月光菩薩はもちろん国宝です。

本尊のほか、「梵天」「帝釈天」私の好きな「四天王」「阿吽の2体金剛力士」「執金剛神(未公開)」が国宝。
「吉祥天」「弁財天」「地蔵菩薩」「不動明王」が重文。しかも殆どが2m以上の巨大な像です。
京都の「東寺」にもこれに匹敵する像が並んでますが、三月堂の仏像は殆どが天平時代の作、東寺より古いのが特徴。

三月堂のお隣には「お水取り」の舞台として名高い二月堂がそびえています。


関西の春は「奈良のお水取り」から。大たいまつが左の階段回廊を駆け上がります。


二月堂の軒にぶら下がる「提灯」。


高台にあるので大仏殿や奈良盆地、遠く生駒山まで一望できます。
二月堂の舞台から。


二月堂・三月堂の向かいには四角い「四月堂」もあり拝観可能です。


上院の坂を登る途中には東大寺創建当時の「梵鐘」(26トン)が有り日本三名鐘のひとつとか。
古代の梵鐘ではアジア最大、天平の大仏開眼の際に撞かれたと言うから驚き!大仏と釣り合いの取れた大きさです。


その昔、大仏殿の東西には70mの高さの七重塔が有り、塔の上には更に23.3mの九輪(相輪)が乗っていたと言う。
計100mにも及ぶ七重塔、残っていればさぞや壮観なことでしょう。
上院への登り口にある「七重塔の相輪(模造)」。


さあ夕方になってきました。あちこちから鹿の鳴声が聞こえてきます。
お腹が空いたよ~!お母さん迎えに来て~! それにしても子鹿の鳴声は何と哀しい心細い声をしてるのでしょう。


奥山にもみじ踏み分け鳴く鹿の声聞くときぞ秋は悲しき  猿丸太夫

猿丸太夫の百人一首の歌を思い出しました。
でも、実はこの歌は、晩秋になればオスを呼ぶ交尾期のメスの鳴声が聞こえると言う歌だったのです。
でも上記写真の小鹿が盛んに鳴くものですから、てっきり「母を呼ぶ子の鳴声」だと思ったのでした。
おませな子鹿ですね!









  

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2008年10月21日

大仏殿

夕陽の大仏殿

世界遺産・奈良の東大寺の閉門時間17:00まであと15分、ぎりぎり間に合った。ひと目会って行こうと・・・。大仏殿の駆けあし詣でです。

南大門の仁王さん(金剛力士像)は相変わらずデカイ。運慶・快慶の「阿吽(あうん)形像」の吽形像。

ここの仁王さんは南向きではなく向かい合って立っています。

驚いたのは大仏殿の中は撮影自由。ただ、どの像も大きすぎてカメラのフラッシュが届かない。
「フラッシュなし」で撮るには夕方は暗すぎて結局大仏さん「盧舎邦仏」は写せずじまいでした。
大仏殿の四隅を守る「増長天」と「持国天」は復旧途中で首だけ展示、「広目天」と「多聞天」だけが西北と東北に堂々たる姿で睨みを利かせていました。

西日の当った「広目天」。


とにかく大きい東北隅の「多聞天」(毘沙門天)。


大仏殿の柱の穴をくぐりぬけると子どもの「おねしょ」や「厄除け」になると言われています。外人が騒いでるなと思えば、何と大人の女性がくぐりぬけ成功したところでした。普通は子どもしか挑戦しないのだけど、ね。


すべてのスケールが並外れて大きな大仏殿。蓮をかたどったお供えに止まっている蝶々に目をひかれ。


この日は午後7時からクラシック市民コンサートが開かれるとかで、大仏殿前では多くの椅子が並べられていました。
会場中央の「八角灯籠」はわが国最古最大の鋳銅製灯籠で、凄い値打ちもんだけど意外と見過ごされがちだそうです。


奈良市内のどこからでも見える大仏殿の「鴟尾(しび)」が夕陽を受けて金色に輝いていました。


東大寺は大仏殿以外にも多くの見どころや仏像があります。駆け足ではなく次回はゆっくり御参りします。
10月25日(土)からは東大寺前の「国立博物館」であの有名な正倉院展も開催!

帰り途、「興福寺の五重塔」がライトアップされてました。


「猿沢の池」の柳が灯りに浮かんで、旅情を誘います。


来年3月20日からは、阪神・近鉄が相互乗り入れ、三宮ー奈良間に難波経由の直通電車が走ると言うので期待してます!!



  

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2008年09月04日

四天王寺



大阪の「四天王寺」に初めて行きました。
仁王門では奈良の東大寺に次いで大きな金剛力士像(東西2体)がお出迎え。


南から順に「仁王門」「五重塔」「金堂」「講堂」と大きな建物が並ぶ「中心伽藍」は拝見料300円。

特に金堂のご本尊「救世観音菩薩」は優美で繊細です。
五重塔は上まで登れますが狭くて急な階段です。
山下摩起画伯の塔内壁画・釈迦三尊像。

回廊の中庭は玉砂利が敷きつめられ立ち入り禁止。
西部分にある龍の井戸。



回廊で囲まれた中心伽藍の外にも多くのお堂や院や伽藍があり、そのうち宝物館と本坊庭園は有料です。

平和ラッパ・日佐丸の漫才でお馴染み「天王寺の亀ノ池」も「石舞台」を挟んで健在。
たくさんの亀たちが泳いだり日向ぼっこをしてました。


「四天王寺ワッソ」や「天王寺舞楽」でお馴染みの四天王寺は町中にある総本山として多くの善男・善女が御参りしてます。
普通は四天王寺学園のある西側の「極楽門」から「転法輪」をくるくる回してから入ります。


大寺院・四天王寺の坂を西に下ったところが「新世界」。
心を清めて君子気分になった後で「さあ!遊ぶぞ!」
俗世の欲が待ってます。
  

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2008年06月30日

京都・大原・三千院

ここを訪れて「日本のうた・京都編 女ひとり」を口ずさむ人って、
50代以上の方でしょうか。♪きょうと~おおはら さんぜんいん~♪
恋につかれた女がひとり~♪

絵葉書と同じ風景。本堂・宸殿から往生極楽院を眺める。

雪もなければ紅葉もない。でも「あじさい園」では青い紫陽花が満開。


星あじさいも丁度見ごろでした。


三千院の杉苔のお庭はほんとに見事です。


「聚碧園」「有清園」などの庭園があり、可愛い「わらべ地蔵」も数人います。

国宝の「阿弥陀三尊像」が安置されている極楽院を中心に苔むす庭園が
広がります。

湿度のせいか苔の庭には「きのこ」も。


最澄が延暦寺建立の際、草庵を結んだのが始まりですが、
三千院と言う名称は意外に遅く明治4年以降。

売炭翁石仏。

呂川と律川に挟まれた「三千院」はとにかく山里・大原の一大観光地。
名産品を売る土産店がズラーっと並ぶかなりキツイ坂道を登ります。
往路で「しば漬」「カボチャ漬」「柿ジャム」など珍しい品々の目星を付けておいて
復路で買い求める算段を・・。
そして、汗をかいて登った先にはちょっとひんやりしたお庭が待っています。




  

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2008年06月29日

美男の大仏



美男だと評判の阿弥陀如来の横顔です。
京都・大原「勝林院」は、お隣に有名な三千院があると言うのに
ひっそりと静まりかえり、極楽浄土と言われる境内は心やすらぐ空間でした。

仏教の古典儀式音楽「声明(しょうみょう)」の道場として 1013年に建立。
まるで西洋のグレゴリオ聖歌のような荘厳なコーラスが本堂では聴けます
(ボタンを押すとテープが流れる)

そして、阿弥陀如来の御手から流れる五色の綱を持つと「結縁」出来ると
言われ、これは誰でも握ることが出来ます。極楽浄土に行きたいナ。


阿弥陀如来の左右を「不動明王」と「毘沙門天」が守っています。
毘沙門天。


境内の池の上には「森アオガエル」の泡の卵がいっぱい。
当然、池にもそこから落ちてきたお玉じゃくしがいっぱい。

楓の木に産み付けられた白い泡の塊、見える?

早くも可愛い赤ちゃん蛙もぴょンぴょン。保護色してるので分かりにくい?


全て欅づくりの「勝林院」、堂々たる建物です。


そして、勝林院の住職の坊がお隣にある「宝泉院」。
ここは樹齢700年の「五葉の松」が有名で、茶菓付きで800円の入山料。

富士山のように刈られた巨大な松は見る者を圧倒。
その根と幹にもこれまた圧倒されます。


太い松の幹と竹林のお庭を見ながら一服。


さすがは住職の家「宝泉院」、こんな囲炉裏部屋でも一服出来ますよ。


大原の勝林院や三千院近辺には「呂川」と「律川」と言う急な小川が流れていて、
大原魚山(ぎょさん)流・声明の本家であることから、こんな謂れがある。

呂律が回らない方は、このやすらぐ景色を見て呂律を調整して下さい。
大原は「しば漬け」が名物。当然、紫蘇畑もたくさんあります。




そして京の町に下りてくると、約1ヶ月間の祇園祭りがもう始まっていました。




  

Posted by 李欧 at 17:08Comments(2)TrackBack(0)古寺仏閣

2008年04月16日

當麻寺

新緑の「當麻寺」(たいまでら)に行きました。


牡丹のお寺としても有名ですが、まだ少し早くやっと
見つけた1株です。


當麻寺には日本最古のものが2つあります。
先ずは「梵鐘」。

それと「石灯籠」。


本堂(国宝)から右「金堂」左「講堂」奥「仁王門」右奥「三重の塔」
を見る。塔頭もあり境内は結構広い。


今回「當麻寺」行きを決心させたのは四天王「増長天」が
「おいでおいで」をしたから(?)。
実はJALのカレンダー4月にこの像がアップで載っていたの
です。毎日見ているうちに、その気になって・・・。

私的には増長天の後ろに居る「広目天」のほうが守護神
になると思うのですが・・・・。いまいちおとなしくて文化的。

南を守る「増長天」西を守る「広目天」北は「多聞天」東は「持国天」。
金堂には4つの乾漆造りの像があり現存最古(7世紀)とされている。
カールした顎鬚は異国的で迫力も満点。

當麻寺伽藍の奥には「奥の院」があり、ここの「浄土庭園」は有名。

庭園の奥は二上山(にじょうざん)へと続き、新緑が燃え始めていた。

二上山には手軽なハイキングコースもあります。


牡丹・石楠花・さくら草・山吹・枝垂れ桜・・花の寺の春は
これから。木瓜(楼門のボケ)。

東塔と西塔、二つの三重の塔(国宝)があり東塔は竹薮の奥に。


當麻の蹶速(たいまのけはや)と言う古代の相撲取りがいた當麻には
「相撲博物館」もあります。

近鉄・南大阪線で阿部野橋から準急で40分。
「當麻寺」下車。徒歩15分。
駅前の「中将餅」は有名。

當麻寺のご本尊は仏像ではなく「中将姫」が蓮の糸で織った
「蓮糸大曼荼羅」。そんなところから「中将姫」が人気キャラに
なったのだろう。
のんびりした里山の春にはもう鯉のぼりが・・・・。





  

Posted by 李欧 at 13:14Comments(2)TrackBack(0)古寺仏閣

2007年02月11日

信貴山

大阪と奈良の境にある信貴山に登りました。
日本で最初に毘沙門天が降りた場所らしく
商売繁盛のあらゆる神さんが居ました。

正式には信貴山「朝護孫子寺」と言います。


一億円の札束を咥えてる石の虎


融通さん と言う弁財天




超ビッグな張子の虎が先ず山門で迎えてくれます。


本堂からは奈良盆地の南部が一望出来ます。


行者たちが護摩を焚いて願い事を火の中に。千円です。


本堂に登る階段脇には神戸市が献灯した石灯篭が。
この横に有名な「信貴山縁起絵巻」の複製が見られる
資料館があります。有料。
  

Posted by 李欧 at 16:21Comments(0)TrackBack(0)古寺仏閣

2007年01月15日

人形の神社

花嫁人形に羽子板 奉納


和歌山県・加太淡島神社は元々医療の神様だった
けど、人形供養や流し雛で有名に。


信楽の狸・ウルトラマンなどあらゆる人形が並べられている。
浮気防止の五寸釘が刺された男根も非公開で並ぶと言う。
怖い怖い。人形に秘められた人間の「業の深さ」、特に女性
の怨念が漂う神社でした。





  

Posted by 李欧 at 23:08Comments(0)TrackBack(0)古寺仏閣

2007年01月14日

安珍・清姫

和歌山の御坊市の次の駅、日高川の近く
に道成寺があります。


ハンサムな旅の僧・安珍を村の富豪の娘・清姫が追いかけ
回して、遂には蛇に化身して道成寺で追いつくと言うアノ怖い
話の舞台です。境内の近くに「蛇塚」もあります。


「髪長姫」「安珍・清姫」で有名な道成寺には、髪の毛を
伸ばした珍しい修行時代のお釈迦様の像もあります。
可愛いでしょう?五劫思惟阿弥陀如来と言います。


道成寺では縁起絵巻の写本を広げて「絵とき説法」も
してくれます。600円。
また、能楽「道成寺」歌舞伎「京鹿子娘道成寺」文楽
「日高川入相花王」関連の展示や、演じた有名俳優の
奉納写真も展示されています。玉三郎コーナーもあります。

門前前のみやげ物屋の「木成りみかん」は大振りで甘く
お買い得。2、000円で箱いっぱい!宅配してくれます。



  

Posted by 李欧 at 12:40Comments(0)TrackBack(0)古寺仏閣

2006年10月29日

高野山・金剛峯寺




























日本一広い石庭「蟠龍庭」の紅葉  

Posted by 李欧 at 18:52Comments(2)TrackBack(0)古寺仏閣
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