2008年12月08日

はりまや橋の坊さん

竹林寺・五重塔を見上げる。


♪♪♪土佐の高知のはりまや橋で、坊さんかんざし買うを見た♪♪♪

おなじみ「よさこい節」の坊さん・純信が江戸末期に修行僧としてここ「竹林寺」南坊に住んでいました。


西暦724年、唐の五台山になぞらえて行基が開創したと言うから相当な古刹です。

山門には今も堂々「五臺山」と掲げられ、高知市の東にあるこの山全体を「五台山」と呼んで「竹林寺」や広大な「牧野富太郎植物園」があります。

二体の金剛力士(仁王)像も古いこと古いこと。


聖武天皇の夢に現れたと伝えられる「文珠菩薩」がご本尊。
更に時代は下り、弘法大師も五台山で修行した由縁で、四国霊場第31番札所になりました。

お遍路さんは何処ででも見かけます。



実のところ「牧野植物園」に行く目的で偶然立ち寄ったのが隣の「竹林寺」。
こんなに気持ちのいい古刹だとは想像もしてませんでした。

境内に入って先ず大きな銀杏が目に入ります。
紅葉は終わりかけでしたが銀杏の木の下は黄色い絨毯!


江戸時代には土佐藩主の祈願寺としても栄え、学問寺として宗教・文化の中心的役割も果たしたと言うからさすがは「文殊菩薩」です。

夜には「灯り」が入り終焉の紅葉が灯りに浮かびます。南国の往く秋を惜しむように市民が山に登って来るのでしょう。

旅は不思議です。偶然の出会いに大きな感銘を受けることもあるのですから。
文殊菩薩の導きか、はたまた簪買った坊さん純信さんの手招きか、とにかく心洗われる竹林寺でした。


  


Posted by 李欧 at 16:59Comments(0)古寺仏閣
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