2014年04月14日

在原業平

在原業平ゆかりの「不退寺」に行きました。
在原業平
南都・花の古寺としても有名で、今は業平「椿」が咲き誇っていました。
在原業平

こじんまりしたお寺ですが、お庭と建物がとてもバランスが良く配置されていて、鶯の声も聞こえていました。
在原業平
祖父の平城天皇が「薬子の変」に失敗した後、住んだ「萱の御所」だったそうな。天皇の皇子「阿保親王」や孫の業平(825年~880年)もここに住んだそうだ。
在原業平
古今和歌集の業平の句も境内で見られました。

在原業平
ちはやぶる 神代もきかず竜田川 からくれないに 水くくるとは  百人一首でも有名な和歌ですね。
六歌仙や三十六歌仙のひとりでもある業平には多くの句があります。
在原業平
「伊勢物語」の作者でもある業平の句碑の隣にも椿の花が。
から衣 きつつなれにし つましあれば はるばるきぬる 旅をしぞ思う 句の頭をつなげれば「かきつばた」と詠め、伊勢物語で三河の国・八つ橋で詠んだと言われる。

在原業平
世の中に たえて桜の なかりせば 春の心は のどけからまし 「古今集」
在原業平
裏庭に咲く山桜の花。

名にし負はば いざこと問わぬ 都鳥 わが思ふ人は ありやなしやと
在原業平
咲けば綺麗だろうな、椿のつぼみも膨らむ。

境内では池の周りに色々な花が見られます。
在原業平
れんぎょうは今が盛りです。

在原業平
雪やなぎの白とれんぎょうの黄色が混ざりあってます。
在原業平
真ん中に「業平橋」がかかる中池。
これは花桃かな?燃えてます。
在原業平
梅の花も咲いてました。
在原業平

在原業平
本堂とともに重要文化財に指定されている山門。境内には多宝塔(重文)もあります。
「法輪を転じて退かず」と発願して建てられたのが「不退寺」。
在原業平
本堂内ではさまざまな重文の仏像も見られます。
本尊は業平自身が作ったと言われる「聖観世音菩薩立像」1m90cmの大きな木彫り一本造の名作です。
在原業平
春なのに紅葉しているもみじ。

在原業平

在原業平
不退寺は近鉄・新大宮(近鉄奈良のひとつ手前)から北へ歩いて15分の丘のふもとにひっそり建っています。
神戸から奈良行き快速急行1本で座っていけるので便利です。
0742-22-5278
http://www3.kcn.ne.jp/~futaiji/









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Posted by 李欧 at 11:20│Comments(0)古寺仏閣
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