2008年07月30日
真夏、午前1時
都会の郊外 真夏、午前1時。
ベランダから見える道路は時折通る車とふらつく足元のサラリーマン。
えっ!こんな時間に犬の散歩?こんな時間にもジョギング?
都会の訳あり健康種族には驚かされる。
大方の人々が寝ているこんな時間にも、誰かが生まれ誰かが死んで行く。
むしろ死んで行く人たちの人生に思いをめぐらせるほうが容易いのは
自分の年齢のせいかもしれない。
飲みながら午前1時。
「どうせ俺らの人生は孤独な夜のタンゴさ・・・」
「明日は7時起きなのにこんなに夜更かしして、いいのかな」
「若い時分は繁華街でまだまだ騒いでいたなあ・・それがどうだろう」
「ああ 肩が痛い腰がだるい ちょっと寝酒を飲むとするか」
「明日はあいつと会える そら 心弾んで来たぞ!」
誰かも同じ夜を見ながら「もう1杯!」
大人のモノローグとため息が聞こえる。
PCの横の小さな木が「もういい加減に寝たら?」と、笑ってます。
千の眼を持つ「夜」の魔力にかかると、人は気分が高揚したり落ち込んだり・・・
更にお酒が入ると心の振幅が大きくなって、ちょっと病気になるのです。
Posted by 李欧 at 01:13│Comments(0)
│日々の雑感
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