2009年12月02日

東福寺

12月の紅葉は、盛りを過ぎたとは言うものの、こんなに大規模な錦が迎えてくれるとは思ってもみませんでした。噂に違わぬ東福寺の紅葉!

重森三玲のモダンな作庭もたっぷりどうぞ。


鎌倉時代に関白・藤原道家が菩提寺として造営した「東福寺」は、奈良の「東大寺」と「興福寺」から一文字づつ貰って名づけたと言います。境内の「通天橋」は紅葉の名所として人気があり、12月だと言うのにさすが観光名所、人並みが続いてました。


屋根付き回廊「通天橋」からの眺めです。








通天橋を渡ると「開山堂」に到着。

珍しい楼閣「伝衣閣(でんねかく)」。
江戸時代の名園が前庭にあります。


東福寺・経蔵。


国宝の「三門」。


東福寺のもうひとつの国宝は「龍吟庵(りょうぎんあん)」。
日本最古(室町時代)の方丈建築で足利義満直筆の「扁額」が迎えてくれます。


龍吟庵には「通天橋」と同じ様式の「偃月橋(えんげつきょう)」を渡って行きます。


作庭家・重森三玲(しげもり みれい)1896~1975
東福寺の「方丈」と「龍吟庵」には、重森三玲のモダンな作庭が見られます。


「龍吟庵」の西庭「龍の庭」。




東庭「不離の庭」。


南庭「無の庭」。

「無の庭」と「龍の庭」とは「稲妻」を表現した塀で仕切られています。

いずれも昭和39年の作。
室町時代の国宝を取り巻く庭としても不思議にマッチして違和感がないのに驚きます。

もうひとつ、重森三玲の作庭が見られるのが「方丈」を囲む「八相の庭」です。
こちらは昭和14年の作です。
「井田市松の庭」。


「小市松の庭」。


石の「北斗七星の庭」。


そして、210坪の枯山水「南庭」。




「通天橋」「龍吟庵」「方丈」いすれも入場料¥400を取られるのが、ちょっと残念!
紅葉の季節でなければ通天橋は無料だとか。




臨済宗 大本山「東福寺」 http://www.tofukuji.jp/index2.html  075-561-0087
JR奈良線「東福寺」 京都の次の駅 
京阪「東福寺」 下車 徒歩10分

周囲に多くの「院」や「庵」を持つ大伽藍です。





  


Posted by 李欧 at 12:07Comments(0)古寺仏閣
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