2009年03月04日

カフェで個展

小さなカフェで美術関係の個展を開く(と言うほどオーバーなものでもない)ことが日常になっています。
ついご近所のカフェでの気軽な展示展覧会。
今回は元町・山手の「ひとしあん」カフェ。
元・西陣の着物デザイナーがリタイア後に描いた元絵展です。


こう言う絵を元に着物が織られて行くと言います。
「私も出来上がった着物を見る機会は殆どないのですよ、西陣は分業がキッチリしているので」とは作家の弁。


元絵は紙に、或いは布に描かれたり貼り付けられたり。いずれにしても、美味しいコーヒーやスウィーツ、手作りの軽食を食べながら見るのでカフェの雰囲気の邪魔にならない作品がいいみたいです。


大きな美術館は、わざわざ足を運ぶところ、作品も主張したり驚いたり味が濃いもの。
その反面、小さなカフェには気軽で身近な佳作が似合うのかも知れませんね。

カフェ「ひとしあん」 078-231-2767
  


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2009年02月23日

中高年てんこもり

湯けむりの大浴場

有馬温泉に行きました。会員制のホテルだったからでしょうか、宿泊客の99%は私と同じ中高年でした。


ビリヤード、ゲームセンター、温水プールにジム、エステには人影もなく、ただひたすらお湯に浸かって部屋でダベリングなんでしょう。廊下もお土産コーナーも静かでした。
ただ、夕食・朝食の時間になればレストランは満杯。やっぱりそれなりに人数は来てることが分かりました。



神戸・大阪の奥座敷・有馬温泉は不景気だと言うのに、それでも梅田発や三宮発の直通特急バスは満席。唯一、芦屋発の芦有バスだけが空席有りの盛況(平日でも)。それもそのはず、あれだけたくさん温泉旅館があるのに、足が少なすぎるからでしょう。大阪方面から来る人は神戸電鉄経由にはしないみたいです。


ゆっくり金泉・銀泉に浸かって肩凝りや腰痛を治して・・・。美味しいものを食べて・・・ああ極楽、極楽!
やっぱり有馬は中高年のパラダイス?

土産物ストリートでは若い人も見かけますが・・・皆、何処に散ってるのでしょうね。


  


Posted by 李欧 at 16:21Comments(2)ぶらりご近所

2009年02月16日

奈良 ぽかぽか


新薬師寺に行ったついでに奈良を散策。2月にしては快晴でぽかぽか陽気、殆どの人も軽装で暖かい日差しを楽しんでいる。
奈良公園では紅梅・白梅の下を鹿たちもぽかぽか歩いていました。

入江泰安と言う写真家を記念して建てられた「奈良市写真美術館」

モダンアートな建物の池(水盤)の階下に展示場はあります。水漏れなど心配ご無用です。

3月1日~開催される「奈良のお水取り」行事を時系列・写真で解説している「大和歳時記」特別展は楽しめました。
これを観れば「奈良国立博物館」で開催中の「お水取り」展示は見なくてもいいと思うほど。

美術館の直ぐ近所はもう奈良公園。

梅林に行かなくても梅が楽しめます。

「浮きみ堂」 名所旧跡でもなさそうですがのんびり風情が愉しめます。

「鷺池」の真ん中にかかる橋から突き出した「浮きみ堂」、鷺池らしく白鷺がちゃんと餌を探しながら立っていましたよ。

冬枯れの田んぼ道、洒落た住宅、崩れかけた土塀、まだ緑燃え立つほどではない若草山など、それなりに観光客はいるものの、どこかのんびり大らかなのが奈良の魅力、閉鎖的な京都に比べて誰でも笑顔で迎えてくれます。

駅へ戻る道には「定番・興福寺五重塔」が。


早春の太陽も雲に隠れて、黒々としたシルエットに家路を急かされました。


  


Posted by 李欧 at 10:42Comments(0)ぶらりご近所

2009年01月26日

伏見散策

「清酒」「坂本龍馬」「三十石船」などでお馴染み「京都・伏見」を散策しました。
宇治川の北河畔に広がる伏見は美味しい水が湧くと言うので酒造りが有名、支流の宇治川派流に白壁が映えます。


見学できる酒蔵記念館は「黄桜」と「月桂冠」。他にも清酒メーカーはたくさんありますが、一般開放してないので、道筋には「伏見 夢百衆」のような伏見の酒関連ショップがところどころに有ります。


伏見は昔から川の交通の要所。大坂から淀川を遡って人を運んだ三十石船もここ伏見が到着地点。ここからは「角倉了以」が開発した「高瀬川」を遡って都の二条まで、人も物も上って行きました。
宇治川派流に繋留されてる小振りの「十石船」、今は観光客用です。


高瀬川の利権を独占した開発者「角倉了以(すみのくら りょうい)」の記念碑が宇治川派流と濠川の合流地点に自慢げに建ってます。

今の「伏見の港」


港の近辺には「旅籠」も数多くあったそうです。
「寺田屋」もそんなひとつ。坂本龍馬で一躍有名になりました。

寺田屋の隣には「龍馬」や女将の「お登勢」にまつわる小公園もあります。土佐・桂浜の大龍馬像に比べるとちゃっちい感じの「龍馬像」。


寺田屋のすぐそばの商店街は「龍馬通り商店街」。名前だけ盛り上がってる古い商店街ですが観光客もチラホラ。


伏見は「JR」「京阪」「近鉄・地下鉄」が交錯する場所。
京阪なら特急も停車する「中書島」か「伏見桃山」、近鉄は「桃山御陵前」、JRは奈良線「桃山」が近い。




  


Posted by 李欧 at 11:16Comments(0)ぶらりご近所

2009年01月16日

駅周辺の(2)

前回「駅周辺の良く利用する施設」(その1)JR住吉をアップしたので、今回は(その2)を。

「阪神・御影」ここは時々食事に出かけたり買物に出かけたりする「ご近所の駅」のひとつです。

駅の山側は住吉や御影の山手に行く市バスのターミナルになってます。


最近の話題は市バスターミナルの山側に「御影・阪神百貨店」がオープンしたことかな。結構広くて大きな建物です。

お惣菜中心の「いわゆる」デパ地下は1階です。他にもテナントが入っていて、バゲットなら神戸で一番美味しい!と評判の「ポンパドール」。


最近はあちこちに出店している「カルディ」。私はコーヒー豆と¥180のアイスティー(無糖)を買います。


新品の「阪神百貨店」が出来たために駅の南側の「長崎屋」はちょっと見劣りするけど、ここの6階には100均の「ダイソー」があります。

広い店内にはかなり豊富な品数があって見るだけでも「へーえ!」と感動してたのに、2月15日で「閉鎖」だって。

B1から5階までが「長崎屋」。レジの女性に「ここも2月15日で閉店するの?」と聞いたら怒られました、「うちは閉店などしませんよ!!」と。

震災前は「御影市場」と言えば阪神の高架下に細長く続く「安くて良心的な」お店が並ぶ有名市場でした。それが今は・・・。



さて、庶民の町「阪神・御影」には気軽に入れる「そこそこ美味しい」店がたくさんあります。全て駅から徒歩5分圏内。
息子さんが六本木で有名なイタメシをやってると言うご夫婦と、威勢のいい男の子数人でやってる「なだ番」。
オリジナル・メニューがとても多く、お馴染みさんも多い。


こちらも威勢のいい店「まさや」。チェーン店の焼鳥屋ですが良くはやっています。鶏以外のメニューもあり、てきぱき焼いてくれます。ここはTシャツが制服。


鶏と言えば「宮崎・日向地鶏」を出す「日南の家」(ひなのや)。噛む力の弱い方にはお奨めしません。ちょっとレストラン調です。


元は「花隈」の有名料理屋「上伊」(じょうい)が今は御影でお「寿司屋」さんになっています。煮魚・焼魚は笊に乗せた現物の中から選び、大概は¥1,000未満です。でもにぎりのネタはちょっと小さいかな?


「上伊」のお隣にあるのが「花家」。凛々しい板前姿のお兄さんたちがちょっと高級感を盛り込みながら和風的料理を創ってくれます。(靴脱いで上がります)


今でも、焼きあがったものを長いしゃもじに乗せてカウンター越に出す店もあるんだね。昔の「炉辺焼き」はそうだったけど・・・。全く気取らない店「現吉」。「なだ番」と同じく法被姿の威勢のいいお兄さんばかり。値段も気取りません。


グラマラスなお姉さんとだんじり好きの若い大将でやってる「いく亭」、家庭的な雰囲気で値段安くボリューム有り。開店前の仕込み中で店の中が見えてごめん!!夜は雰囲気ある店なんですよ。


先日TVでお笑いタレントがここをレポートしてた「立ち飲みライオン堂」。仕事帰りのリーマン・OLでいつも混みあってます。さすがにこの年になって立ち飲みはしんどい!


阪神・御影近辺には他にもいっぱいお店はあります。大概は駅の山側です。高架下にもおでんの「奴」があったり、焼鳥「まさや」の向かいには焼肉「六甲」も。
ただ、一度も入ったことのないお店はやはり紹介し辛いのでどうぞご自分で探して下さい。

食べた後は女性マスター1人で頑張ってる「プチ東風」(ぷちこち)でバーボン・ソーダなどを。JR住吉の「東風」の支店で、食べ物も豊富だけど、ここはやはりショットバーの雰囲気です。「えっ?ほんと?」と言う値段。


それにしても、阪神・御影駅は曲がった狭いホームにノーエレベーター&エスカレーター。何とか改装できないのかなあ。
階段登った踊り場の上に更にこの狭い階段です。


3月20日からは、三宮~奈良間に直通の快速急行が走ります。でも御影には止まらず「魚崎」には止まるそうです。今どき障害を持った人やお年寄りに優しくない駅なんて時代遅れもいいとこですよ。
町の発展は先ず「便利で気持ちのいい駅から」です。宜しくお願いします。





  


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2009年01月12日

普段着の温泉

NHKの番組で「普段着の温泉」と言う10分番組がある。
全国の温泉をめぐり、地元の愛好家にスポットを当てたり世話人や持ち主を紹介する番組で、これが結構「癒し系」番組です。

どこにでもいるような「おじさん」の入浴シーンが多く挿入されるからでしょうか、むしろ「おばさん」の登場は少ない。やはりNHKは「おばさん」の裸は見せたら「失礼」だと思ってるのでしょうね。本人ではなく視聴者に対して「ごめん、見苦しいもの見せちゃって失礼!」と思ってる失礼なむきがあります。


この番組で灘区の水道筋にある「灘温泉」が紹介されました。へーえ、こんな近所にも掛け流しの温泉があるんだ!
震災後に出たんだって。知ってました?
http://www.nhk.or.jp/fudangi/hyogo/20051211/index.html

灘温泉地元の人たち。


「普段着の温泉」の良さは、自宅に居ながら全国の鄙びた山の中の1軒屋の温泉や、海の見える露天風呂や、町営温泉に
入ってる気分になれるってこと。なんだか肩こりや腰痛も治ったような気になります。のんびり~のほほん~。

民放の温泉特集のように「うるさいタレント」も「美味しい旅館料理」も「美女の湯浴み風景」もないけれど、それはそれ「普段着の温泉」のいいところです。やたら民放化するNHKにあって「国営放送らしい」番組です。

放送は 日曜PM14:05-14:15 再放送が 月曜PM16:40-16:50 と 木曜AM11:20-11:30
吉幾三の主題歌「旅の途中で」がこれまたのんびりしたいい曲なんです。
ライブ版しかないけど一度聴いて下さい。

http://jp.youtube.com/watch?v=Pav-3Tezg84




  


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2009年01月04日

ありきたりの初詣

平安神宮前に奉納された「伏見の清酒」二樽づつの薦被り。
デザイン的には ♪頑張れニッポン♪ 和風で見事でした。どれが飲みたいかな?


名物、朱塗りの大鳥居。修学旅行みたいで好きじゃない人も多いことでしょう。


お正月に平安神宮・南禅寺・錦天満宮・最勝院と初詣に行って来ました。

氷雨模様の平安神宮、午後5時。そろそろ人影も少なくなりつつあり、とにかく寒かった。

でも本殿の前は「万札いらっしゃーい!」の大きな受け皿があり、おみくじもお札も到る所で売られ、関係者もほくほくニコニコ顔で思わず冗談が飛び交ってました。
  


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2008年12月14日

駅周辺の

誰にでも普段利用する「駅」はあります。周辺に何もない不便な駅もあれば、かなりの便利施設が集まってる駅もあります。

寝転んで映画を観るのが好きな私にとっては利用価値の高い「TSUTAYA」です。

私の最短・最寄駅は「何もない」私鉄駅なのでちょっと歩いてJRの駅も利用します。

煙草しか買わないコンビニも、タスポをいちいち出さなくていいので便利です。

銀行。ここはATMと窓口と両方揃ってます。他の銀行ももちろん有ります。


コープこうべの総合商業施設。テナントのジュンク堂も良く利用します。


ユニクロ。時々部屋着を買います。


他に、もう1駅、良く利用する便利な私鉄の駅がありますが、それはまたの機会に。
皆さんも、駅周辺の良く利用する施設を画像化なさってみては?





  


Posted by 李欧 at 22:00Comments(0)ぶらりご近所

2008年12月04日

KOBE ルミナリエ

神戸ルミナリエが今日(12月4日)から始まります。(~15日)
期間中は(主に西日本から)見物客がどっと押し寄せ周辺の混雑は大変!

点灯前の東遊園地終点・会場

1997年12月に最初に見たときは、回りにはまだ崩壊したビルや整理されていない空き地もあり、街はかなり暗かった。
そこに、この光の洪水。その上、イタリアならではの色使い、何と綺麗な光の門だろうと感銘を覚えたことを思い出します。
阪神・淡路大震災メモリアル まさしく犠牲者への鎮魂と復興への希望の灯りでした。

それから毎年1度は訪れていますが、それも6~7年間くらいのこと。それ以降は、もういいか、と思うようになりました。
何年経っても経済復興しない神戸、鎮魂の意味があるので派手な演出が出来ない事情、周りのクリスマス商戦に影響が出るからと短くなった期間など、大震災を人々の記憶に留める効果はそれなりにあるものの、「わー!綺麗、写真、写真!」の前には意義も負けてしまいそうです。

毎年開催が危ぶまれながらも継続しているメリットは何でしょう。
街に光が戻り、全国でルミナリエもどきも多く開催されている今日、そろそろ考え直す時期かなとも思います。

鎮魂と祈りは「1.17」に任せる。そして、ここまで定着したルミナリエをもっと神戸の経済効果・観光効果に結びつくものにする。ルミナリエには元々「鎮魂と祈り」の意味があるそうなので、難しい問題だとは思いますが・・・。
新しいものに飛びつくのが大好きな神戸っ子の知恵と工夫と柔軟な発想に期待しています。

  


Posted by 李欧 at 00:53Comments(2)ぶらりご近所

2008年11月15日

細雪と倚松庵


応接間(書斎)

谷崎潤一郎はこの家を、「松の木に寄りかかる住まい」という意味を込め、「倚松庵」(いしょうあん)と名付けました。


関東大震災の後、谷崎は関西に居を移し、昭和11年~18年まで、関西移住の中では最も長くここに住みました。


谷崎は三度結婚してますが、三度目に理想の女性・松子夫人と出会います。そして、彼女の妹・重子・信子たちとのここでの暮らしぶりがほぼ忠実に「細雪」に表現されていると言われています。

撮影 増田実

細雪の舞台は「芦屋」ですが、実際は住吉川沿いの「倚松庵」での出来事が再現されていると言う。

応接間から食堂を見る。

「細雪」はこれまで三度映画化されています。
船場の旧家・蒔岡家の四姉妹には誰を起用するかが話題になったと思われます。

1950年 長女・花井蘭子 次女・轟夕起子  三女・山根寿子   四女・高峰秀子
1959年 長女・轟夕起子 次女・京マチ子   三女・山本富士子  四女・叶 順子
1983年 長女・岸 恵子  次女・佐久間良子 三女・吉永小百合 四女・古手川祐子
豪華絢爛たる女優陣です。

家じゅうで一番涼しい部屋「掃き出し窓のある六畳間」
夏の午後、姉妹はここでごろごろしてたと書かれています。


昔のお風呂は裏に焚口が有り、誰かが薪の世話をしないといけないものでした。

そして、風呂上りの潤一郎。こんな姿を女性ばかりの家の中で曝していてはいけません。


谷崎潤一郎は最初の妻・千代を佐藤春夫に公認の形で譲ったので当時は「細君譲渡事件」として騒がれたらしいけれど、何のことはない三人が同意の下で離婚・再婚しただけの話。今は昔の男女関係です。

食堂から庭を見る。


庭では丁度「八朔(はっさく)」の黄色い実がたわわ。

玄関横には赤い「柘榴(ざくろ)」の実も数個色づいてました。


「倚松庵」木造瓦葺二階建 昭和4年8月建築 平成2年7月 旧「倚松庵」から150m北へ移築
土・日のAM10:00~PM4:00 のみ公開 入館無料  阪神・魚崎駅から住吉川沿い北へ450m


住吉川の両サイドは大きな松が多い。5階建てのマンションより背が高い松も珍しくない。


道路の真ん中に生えている、と言うより後から道路を作ったのでしょうね。


こんな松並木を見ながら下流の「酒蔵の魚崎郷」や上流の「白鶴美術館」などをめぐる「清流の道」ハイキング・コースもいいけど、谷崎潤一郎の足跡を辿るなら阪神・芦屋駅の南東にある「谷崎潤一郎記念館」 http://www.tanizakikan.com/ とセットで文学散歩をするのも、またいいかも知れません。









  


Posted by 李欧 at 17:20Comments(0)ぶらりご近所

2008年10月30日

美人の泉・御影

阪神・御影駅・山側の「沢の井」モニュメント。
こんこんと湧き出る水は果たして本物の泉の水か!


駅の山側とは別に、阪神・御影の西高架下に、昔ながらの本家「沢の井」があります。


名前の由来には、はるか昔、神功皇后が化粧直しした際、この泉の水にくっきり御姿が映ったから「御影」だと・・・。
神功皇后が美人だったとはどこにも書かれていませんが・・・。
その後、南北朝時代に御影の名水を使った「酒造り」が起こり、この地域の氏に「嘉納」と言う名が与えられたとーーーそれで納得!


嘉納と言う名は「白鶴」や「菊正宗」でもお馴染み。そこで「ウィキぺディア」で検索。

*「本嘉納家が酒造業を始めたのは、万治元年(1660年)のことである。
 東灘・御影村で酒造りを始めたときの本嘉納の屋号は「材木屋」であった。本業は材木商。 その後100年 余り副業として酒 造りを続けた。副業とはいえ、工夫・改良を重ね、量産化にも成功。
 本嘉納は明和・安永年間には酒造り専業になり、屋号を「嘉納屋」に変えた。その30年ほど前の寛保3年(1743年)本嘉納の 分家・白嘉納が「白鶴」の醸造を始めた。」 とあります。

つまり、「菊正宗」が本家で「白鶴」が分家だったそうです。

それぞれの資料館は今も、阪神・御影~阪神・魚崎の南側に一般公開されています。

嘉納財閥が「灘中・灘高」を創設し、親戚にはあの「講道館」の嘉納治五郎もいたと言う。
嘉納家と櫻正宗の「山邑(やまむら)家」は現在の東灘区の名家だったのだ!!

今は庶民の町になっている阪神・御影。
「阪神百貨店」が出来て夜9時まで営業。1階のパン屋「ポンパドール」(神戸阪急にもある)はバゲットが美味しいと評判です。
魚類も新鮮で閉店間際には安売りもしてます。


でも、魚ならやっぱり「パル・ヤマト」が新鮮で安い。
「六甲道・桜口」「阪神御影」「阪神芦屋」のパルヤマトをご存知の方も多いことでしょう。


気安い居酒屋も多いので、一度「阪神・御影」にどうぞ。





  


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2008年10月18日

明石海峡大橋

明石海峡を渡る播但汽船から大橋を見上げると・・・こんな感じ。


いつもは神戸側から見ているけれど、反対の淡路側から見ました。
岩屋漁港から。


淡路へフェリーで渡るならお馴染み「たこフェリー」があります。


岩屋のシンボル「絵島」。てっぺんに鳥居があります。


遥か神戸が蜃気楼のように見えます。新長田あたりかな。

須磨の鉢伏山の西に広がる垂水・舞子・明石のマンション群は、四国・淡路方面から来た人の目にはにはどのように写るのでしょう。


淡路インター・サービスエリアにある大観覧車にも電飾がつき始めました。そろそろ引き上げようかな。


明石ー岩屋 播但汽船で13分、450円。
たjこフェリーは人だけ乗船なら380円。
高速舞子ー岩屋 高速バス 400円。

岩屋は割りにお寿司屋が目立つ町で、美味しい店を探すのも楽しいかも知れません。
大橋の下には「道の駅」もあります。
防波堤や波止には釣り人が多く、大阪あたりからも来ているみたいです。
野菜や花、淡路牛・海産物などをちょいと買出しに。散策も含めて往復3時間もあれば。


  


Posted by 李欧 at 23:00Comments(0)ぶらりご近所

2008年10月16日

たまご焼

明石では、たこ焼・明石焼のことを「たまご焼」と呼ぶそうです。

おつゆ、ソースどちらでもお好みで、15個で480円。
山崎バニラにそっくりな声(顔も似ている)のお姉さんが歌うように作ってくれます。

魚の棚のお店。こんな専門店が6~7軒はあったけどレトロな感じに誘われて入りました。


「うおのたな」と書いて「うおんたな」と読む。ついでがあったのでちょっと足を伸ばしました。

今は「太刀魚」が美味しい。友人の釣師に聞くと、引きが強く取り扱い注意の鋭い歯を持つとか。

おなじみ「明石の蛸」


明石の「魚の棚」は、タイやタコで有名で近隣からも買い物客が大勢来ます。
時には水揚げが少ない日もあるので、魚を揃えるため(期待に答えるため)他の地域から取り寄せることもあるそうです。
垂水の昼網に比べてちょっと高めなのもそんな魚の棚の「有名税」なのかも知れません。  


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2008年10月03日

だだっ広い公園

堺の府立・大泉緑地は特に何があるわけではないだだっ広い公園です。


TVで彼岸花が咲いてると報じられていたので足を延ばして来ました。


赤い花はお馴染みですが、これまで見たことのなかった白い彼岸花も咲いていました。

彼岸花は曼珠沙華とも呼ばれ、赤い曼珠沙華は何やら毒々しい「業」のようなものを感じると思ったらやはり毒草でした。

有馬稲子さん、舞台「はなれ瞽女(ごぜ)おりん」は舞台が傾いたまま膝を打つ所作が多いので、どうしても膝に水が溜まりやすくなる、鹿児島公演の時に親しいお医者さんに聞いたところ「彼岸花の球根を足の裏に貼るといい」とのことで早速包帯で巻いて寝たところ翌日膝の水が降りて良くなってたと・・・・。
毒は同時に薬にもなります。


広大な敷地の北部はこれまた広い蓮池です。

遊戯施設があるわけじゃなく、動物園や植物園もない。
申し訳程度のレストランと園芸相談所がある大泉緑地は、平日の午後はリタイアした人たちが思い思いに将棋など楽しんでいました。


敷地内の小川で小鳥の水浴びを撮る写真同好会の人たち、近隣ハイクを楽しむ老夫婦、放課後の楽しみ・自転車で走りまわる小学生など、ごく普通の公園活用術が見られます。

広い森のあちこちには散歩道があり、誰も歩いてないところも都会の真ん中にある緑地なのに不思議な感じです。


敷地が広いだけに花より緑のほうが目立つけれど、それでも園芸員が居て草花の手入れをしていました。

全然目立たない「植木市」も隅っこに開店してました。

森や池があるだけで他には何もない、と言うのもまたいいのかも知れません。

「大泉緑地」 地下鉄・御堂筋線「新金岡駅」から東に1キロ。入園無料。

  


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2008年09月17日

日本一小さな動物園


池田市「五月山動物園」は日本で一番小さな動物園です。
それでも小さな子ども連れのファミリーで賑わっています。
入園無料。

ここの目玉は、池田市の姉妹都市オーストラリア・ローンセストン市から贈られた有袋類の「ウォンバット」。
生憎この日は庭に出て姿を見せてくれませんでした。

その代わり、池田駅前のサカエマチ商店街のキャラになってる穴掘り「ウォンバット」君をお見せしましょう。


ウォンバット以外にも動物はいます。あらいぐま。


小型のカンガルーの「ワラビー」。オーストラリアの強豪ラグビーチーム 「ワラビーズ」でも名前はお馴染み。


大きなネズミウサギ「マーラー」


小型のダチョウのような「エミュー」


こどもが直に動物と触れ合える「ふれあいコーナー」も有り、山椒は小粒でもピリリと辛い、と言うより心温まるZOOです。
参照:「さつきやまウォンバット物語」絵と文 川田敦子 40P ¥714 隣の案内休憩所で売ってます。
参照:HP http://www.ikedashi-kanko.jp/sub_page/meisyo_deta/meisho_zoo.html

せっかく池田まで来たのだからと町をぶらーっと散策しました。
池田と言えば落語「池田のシシカイ」、桂三枝師匠ゆかりの「落語みゅーじあむ」もちょっと有名です。


左党には「呉春」。酒蔵が外から見られます。
建物を見てるだけで美味しい肴と呉春が欲しくなりそう!


私も知らなかったけど「緑一」と言う銘柄があると言う「吉田酒造」。

吉田酒造の外観、呉春のすぐ近くです。


池田は「インスタントラーメン発明記念館」が有名で、他にも「逸翁美術館(閉館中)」や「池田文庫」「伏尾温泉」「ダイハツ本社」などもあります。
池田城跡公園の櫓。





  


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2008年09月02日

浪花演歌の象徴



「王将」や「とんぼり人情」など浪花演歌の象徴・通天閣。
何度も改装され、綺麗になって今は地下に落語を聞く小屋も出来ました。
てっぺんのネオンの色は天気予報にもなっています。


通天閣の足元にある「さかな屋 六鮮」。梅田に比べて安くて新鮮なお寿司屋で店内も広くて清潔、職人の生きもいい。

「新世界」と聞くとちょっと敬遠する人もいるらしい。確かにおっちゃん・おばちゃんのセンスは神戸あたりと異なっているが、異センスを「新鮮」だと感じたり「面白い」と感じる感覚は大事です。
生活感そのものが分かる大阪下町独特の文化、それはまさしく「アジア」。
それはそれで悪くない。

表通りなのに、どことなく裏通りの雰囲気のある町並み。
流れ者らしきおっちゃんや段ボールおじさんも居る新世界。
台湾・中国・韓国人観光客が多い通天閣界隈。名物「串カツ」に「ビリケン」に「じゃんじゃん横丁」。
来年春には三宮⇒難波まで阪神電車で直行できることだし、ミナミや大ミナミはますます近くなることでしょう。



  


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2008年05月14日

五月のバラ


五月のバラ 垣根に咲くピンクのバラが西日にあたって風に揺れてました。

やっと雨が上がったウィークデーの17:00 
川辺はいつもより多くの人々が出て。犬も嬉しい嬉しい!


17:30橋の下はエコーが効いて上手に聞こえるわ!
ブラスバンド・楽器を練習する女子中学生。


水ぬるむ五月 18:00ボール投げ遊びの少年たち、夕飯までの愉しみ。

  


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2008年05月05日

丹波路

「添て嬉しや今年の夏は、二人揃うて盆踊り」
街中の木の灯篭の文字を見て一瞬「何のこっちゃ!」と
思ったけれど「そうか、デカンショ祭の盆踊りか」と・・。


田植えが始まってる丹波路は、新緑も萌え、そろそろ初夏。
篠山城の堀の水も満々と。




おそばが美味しい「一休庵」

玄関真ん中の小さな一休さん。

料理旅館「近又」も有名。食事だけでも可能です。


地元の食材は「JA味土里館」で調達できる。

大概の野菜は100円~200円。
4個200円の「金太郎トマト」は目茶美味しかった!

篠山と言えば坂本廣子さんでお馴染みの「米粉パン」。
健康にもいい米粉は今注目の素材、味土里館にもベーカリー
があり、夕方には殆どが売り切れてました。


主婦してるみたいで嫌だけど、観光もキッチリしたのです。
「歴史美術館」のハイウェイ屏風は昔の「東海道・中仙道」全街道が
江戸から京都まで描かれ、その精密さには驚く。

「春日神社」は能舞台でも有名。

閉ざされたままの板戸には残念でしたが。


今は季節はずれの「猪肉屋」、ご愛顧感謝の貼紙と木製の猪。
デカンショ節じゃないけれど ♪あとの半年しゃ寝て暮らし♪てるのだろうか。


こじんまりした城下町・篠山は、郊外に立杭焼の里もあり、
丹波杜氏とか黒豆・栗・松茸とかもお馴染み、天気のいい日の
「ちょっと日帰りの旅」にはうってつけです。





  


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2008年05月04日

だんじりが来た!



晴れ渡った日曜の朝、鉦・太鼓の音とともに「だんじり」が来た!
毎年この時期には区全体で地区ごとのだんじりが町を練り歩く。
(写真は横屋だんじり)普段は静かな住宅街なので、盛り上がりには
やや欠けるけど、なぜか心ときめく私も日本人。

茶髪の娘、アフリカンにしたヤンチャ息子、普段あまり見かけないけど、
だんじりの屋根上の晴れ姿。震災の時もこんな若い人が元気だったな。


地区ごとにだんじりが出るので境界線では2地区同時に見られる。

(上)魚崎
(下)住吉

魚崎だんじりには小型のだんじりも露払いに。

だんじりのお腹には見事な錦糸銀糸の刺繍。

今日1日で4台のだんじり(地車と呼んでいる)を見た。

  


Posted by 李欧 at 10:14Comments(0)ぶらりご近所

2008年04月26日

魚崎郷



灘五郷の酒蔵・資料館は近所にあるものの、普段はなかなか
足が向かない。休日の午後、4~5キロの散歩コースのつもりで
「魚崎郷」をぶらり歩いてみた。写真は「白鶴資料館」

「菊正宗記念館」は資料や展示物では一番充実。

お猪口の展示の中の「変わり猪口」。


「白鶴」「菊正」以外にも住吉川の東には「櫻正宗」や
「浜福鶴」もある。
「焼酎」「梅酒」「限定販売酒」「粕漬け」「奈良漬」から
「米ぬか石鹸」「化粧品」「猪口・徳利」まで、そこでしか買えない
製品・記念品もたくさんある。上戸には利き酒で昼間からほんのり酔う
特典も有り。
「魚崎郷」は阪神・魚崎駅から徒歩圏内。

  


Posted by 李欧 at 16:31Comments(1)ぶらりご近所
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